お久しぶりでございます。作者です。
FF14の大規模パッチの到来を期に、しばらく住処をエオルゼアに移していました。
最新拡張の黄金のレガシーの評判は散々でしたが、メインストーリー以後、パッチ7.3以降徐々に持ち直し、7.5ではユーザーから一定の評価を取り戻すことに成功したように(SNSなどの評判を見ると)感じました。
そもそもの話、FF14はアクティブ100万超えの、とんでもない数のユーザーが居るサービスです。
万人(文字通り万単位です)が面白いと感じてくれるストーリーを提供するのは、至難の業どころか、無理ゲーレベルの難題なわけですが…持ち上げ直したのはシンプルすごいと思います
個人的にはパッチ7.5のストーリーは、前半部分と後半部分で、えらい差があったなと感じました。
どこが問題に感じたかと言うと、前半のクルティウス魔導工廠のパートで、黄金のレガシーで、最新拡張エリア「トライヨラ」から帰還したアルフィノと、前拡張、暁月のフィナーレで登場した帝国軍の将校、ユルスとの会話と、その後での魔導工廠のシーンです。
このシーンでアルフィノは、トライヨラで学んだとして、「無知ゆえに争い、知りて縁を結ぶ」というテーゼをユルスに語ります。
(さて、面白くないという言葉が包含する事実のうちのひとつに、「登場人物や世界が、私が望む動きをしていない」というものがあると仮定します。ここで望む働きとは、善いもの、悪いもの、その両方を指します。)
アルフィノはFF14の新生時代、2.0からの登場で、ユルスは新生、蒼天、紅蓮、漆黒、合計4つの拡張を跨いだ6.0からの登場です。
つまりそれだけの経験があり、成長を経ているわけですが、7,5のストーリーにおいて、アルフィノはそれまでの自身の経験と照らし合わせず、まるでトライヨラでの出来事が基準とし敷き直されたかのように、ユルスに対して「無知ゆえに争い、知りて縁を結ぶ」という言葉をトライヨラのお土産として与えます。
アルフィノは以前、「知ってしまったからこそ、どうあがいても争うしかない相手」と戦った経験があるにもかかわらず、です。
アルフィノは、自分自身や世界について、いろいろなことを考え続けてきたキャラクターです。世界をどう捉え、どういう態度を取ればいいかを。
何が嘘で、何が本当ということかを。
アルフィノは自身の持つ理想が「どこにもないもの」として現実に打ち負かされるたび、光の戦士の助けを得て実現してきました。
かつての旅路で彼が学んだことのうちのひとつは、ある人が持つ、その考えのいずれかが正しいということではなく、それぞれの考えで何がもたらされ、何が奪われるかという薄情な現実です。
かつてアルフィノはエオルゼアを救うという大義名分で行動していましたが、彼の掴んだロマン的な世界は、大多数の人にとって、自分の生の安全や、生活の豊かさに対して困難を与えるものでした。
その経験を経たアルフィノが、「無知ゆえに争い、知りて縁を結ぶ」という教条を無邪気に帝国の人々に投げかけるでしょうか?
なぜなら、この一文はトライヨラの歴史に対する「注釈」であり、ユルスたち帝国の人々には、何の関わりもないことだからです。
帝国の人々のこれまでの歴史を否定するかのようなニュアンスで受けとられてしまえば、これまでのガレマルドへの支援事業が台無しになります。
ガレマール帝国の始まりは、「魔法が使えない少数民族(ガレアン族)が、魔法を使う周囲の他民族から肥沃な土地を追われ、極寒の北州へ追いやられた」という迫害の歴史です。
彼らは生き残るために必死に魔導技術を発達させ、自衛のために建国しました。ここでアルフィノが「無知ゆえに争い」と言ってしまうと、ユルスたち帝国の人々からすれば以下のような反応が返ってきてもおかしくありません。
「私たちが他国と戦ってきたのは、ただ相手を『知らなかった』からだとでも言うのか?」
「奪われ、凍える土地に追いやられた私たちの苦痛や歴史は、単なる『無知』による誤解だったというのか?」
アルフィノの発言は、ガレアン族が生存のために流してきた血と、それに抱く誇りに対する明確な否定・侮辱になり得ます。
交通事故で家族を亡くした人に「アメリカは自動運転が発達してるからこんな事故は起きないよ」と言っているようなものです。
この言葉は、それほどまでの爆弾なのです。
アルフィノは、それが理解できないキャラクターではありません。
「……すまない。
今の私の言葉は、復興の途上でいまも凍えている君たちに対して、
あまりに呑気だった」
「いいさ。今までが立派すぎたからな
多少失敗してくれたほうが、こちらとしても安心する」
「……」
「アルフィノ、お前のことだ。
お題目だけじゃなくて、具体策も用意してるんだろう?」
「……ああ、もちろんだとも!」
想像すると、こんな感じでしょうか。
7.5のストーリーは、後半の次回拡張につながるであろうパートが良かっただけに、前半の残念な部分がすごい目立つんですよね。
FF14は獣使いが実装される9月までは、とくに目立った新コンテンツがなさそうなので、そろそろカクヨムに戻ろうかな…
あ、でもあれです、
来週あたり、S.T.A.L.K.E.R.2のDLC情報が来そうなんですよね。
一度Z.O.N.Eに入ると数ヶ月返ってこれなくなるのは確実…!
はたして、このさきどうなるのか
DLCがクソゲーならすぐ返ってきそうではありますが
ではでは!