丸1年空けてしまいました。燃え尽き症候群の恐ろしさを、学んだ気がします。
こんにちは、薺鷺とうといいます。ナズナにサギ、薺鷺です。よろしくお願いします。
今回の主題は、今からちょうど1年前に完結した「ラリオン・バームクーヘン ~愉快な奴らと投げっぱなし異世界チックコメディライフ~」についてになります。
「ラリオン・バームクーヘン ~愉快な奴らと投げっぱなし異世界チックコメディライフ~」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670
1日1話更新で、4か月間、全144話と約37万文字の連載作品でした。
私の初めての連載作品であり、その日その日で考えて書いて出す、という執筆方法も初めてでした。
苦しい時期もあれば、皆様から戴けるリアルタイムの感想、ライヴ感で展開やキャラクターが動いていく作品で、どれも新鮮で楽しかった思い出になっています。
しかし連載が終わってからは、改稿をしようと考えていても身体が動かなかったり、カクヨム自体が開けないことが増えました。これが先に書いた燃え尽き症候群なのだと感じられて、嬉しさつらさ、両方持った複雑な感情で過ごす日々でした。
それでも1年かけて、時間をゆっくりとかけて、144話分の改稿を一周済ませましたので、近況ノートを書いています。
自分で読み返して、これは良かった、これは話しておきたい書いておきたい、といったエピソードがいくつもあったので、ここで紹介させて頂けたらと思います。
「ラリオン・バームクーヘン」は、前後編などを除いて基本1話完結です。今から、どこから読んでも大丈夫な作品になっていると思いますので、気になるものがありましたら読んでくださると嬉しいです。よろしくお願いします。
第1話「パンプキンチキン」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16817330650613191994
「ラリオン・バームクーヘン」の始まりです。
元は2018年に企画された同人ゲーム用の設定でしたが、小説にするにあたって作風を前面に出せる内容が書きたいと思って出来たお話です。何度か書き直して、ファンタジー世界と現実の要素のバランスが良くなったと思います。
第2話「スネイリックスプリント(前編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16817330651575381890
第3話「スネイリックスプリント(後編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16817330652305041061
前後編です。
ゲームは作られませんでしたが当時、設定だけでなくシナリオも少し出来ていました。それを基に書いたお話になります。サークル名「SnailicSprint」から取ったボスを倒すロールプレイングを、端的に端的に簡略化した内容です。
まだ単なる豚だった、フコが初登場します。
第8話「刑事、渦に突入せよ!」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16817330655409753448
某特撮作品に寄せたパロディ回です。
実は「ラリオン・バームクーヘン」で一番初めに書いたお話で、2022年執筆でした。どこまで悪ノリを入れられるか、という実験的な内容で、当初は8000文字以上あったのですが、削りに削って少し忙しなくなってしまいました。
執筆時はおろか、投稿時にも、まさか元ネタが復活するとは思っていなかったので、とても驚いています……。
第21話「君の笑顔が何よりも好きだった」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093086646926651
毛色の違う、特別な回です。
全話通してギャグをやるならば一度はやりたい、と思っていたシリアスに近いお話です。とはいえ、私の想定していた出来にはなりませんでした。20話かけて育ってきたキャラクターたちに強要するのも難しく、回想を中心にするという形で落ち着きました。ですが、ラリオンと義妹リエラの関係を作った基盤になっていますので、避けては通れないお話です。
リエラもまた、想定外の成長をしていきました……(苦笑)。
第23話「ラリオン・バームクーヘン(前編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093088685428498
第24話「ラリオン・バームクーヘン(後編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093088820474591
作品を一段落させる、序章の最終回です。
ここまでで終わり、としても問題ない内容にしようと書きました。初めから全144話で書こうと考えていて、所々に「144」という数字を散りばめていましたので、本当に最終回にするつもりはありませんでした。1日1話書き続けることは初めてでしたので、何か理由があってつまづいてもいいように、というと言い訳のようですが、ここで終わっているんだよ、と区切れるようになっています。
ここで登場した四卿や、バームブラックの名前は、のちにもどこかで使いたいと思っていました。
第26話「ドラゴニックへ1曲添えて」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093090439493132
3000文字台で書かれたお話の、最後の1回です。
この次から2500文字未満へと変更して、言ってしまえば負担を和らげることになります。ストーリー性ではなく、ドタバタを中心にしていくにあたって、文字数を減らしたことは正解だったと思っています。
第26話は、歌がテーマです。またパロディになってしまいますが、作品に必須の魔物たちが、バンドを組んで頑張ろうと協力する内容になっています。
ここでは出てきませんでしたが、フルで歌詞を書く余裕があったんですね……。
第32話「チルド&レトルト・チルドレン」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093093013337453
実は一番記憶に残っている回です。
1日1話書いていく中で、私がこれまで執筆してきた中で最も速く書けたお話です。本編だけで、15分程度で書けてしまいました。
内容は、料理対決です。脈絡のない展開や、充分育ってきたキャラクターたちと背景設定の力を感じられたように思います。主に、蜂蜜ですね(笑)。
第36話「マタギとポークソテー(前編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093093699443594
第37話「マタギとポークソテー(後編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093093753427077
最終3作を除いて、前後編はこれが最後です。
この前の第35話を最後に作品ストックが尽きて、ここからが本当のライヴ執筆でした。
第33話で初登場したチャイナドレス手刀忍者こと、ミーシャンがレギュラー化した回です。ラリオンとのほかとは違った関係性や、リエラの嫉妬心など、今後何度も出てくることになる展開が目白押しです。
ミーシャンも、想定とは全く違ったキャラクターに育っていって、長く続けることの面白さを体験させてくれました。口は悪めですが、誰よりも良い子です。
第48話「ややこし招いてゾンビィズ」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093094291243877
タイトルの通り、ゾンビが出てきます。
このあたりから最初の山場のような感覚で、少し苦しくなっていきます。妙に破滅的な内容が多いのも、それがにじみ出ていたのかもしれません。
ポカは不憫ですが、本当によく頑張っています。
第51話「宙ぶらりんの福引マッドネス」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818093094682247136
不毛な追いかけっこです。
この第51話から第60話までの間、主人公のラリオンが不在になります。その分この回では、ほかの子たちが沢山出てきます。メタ的にはラリオン不在でどこまで書けるかという実験で、作中では痔の検査入院と各国訪問ということになっています。
第82話「マザー・ヒロインズ」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818622171888027061
ラリオンの知り合いの女性は、母親になれるのか? というお話です。
女性陣の性格がよく出ていて、気に入っています。結末は私の想定外で、のちにも響くことになるとは全く思っていませんでした。伏線でもある……あった回でもあります。
猫目の彼が出てくる回は、少し大切かもしれません。
第111話「狼煙を上げよとヨーグルト!」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818622173650083377
ライヴ感故に出来たお話だと思います。
申し訳ないのですが、私の私怨です。第100話以降は更に苦しげで、なかなかこれだという回が出てきません。
日常生活をしながら生まれたお話で挙げると、第133話も該当します。私自身の実体験ではありませんが。
第120話「ハロウィンの『徒』」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818622174360031030
作中は秋に入って、イベント事が増えてきました。
それぞれがどんなハロウィンを過ごすのか、過去に何があったのか、いろいろな顔が見られるお話です。
この第120話以降、少し地の文の書き方が変わったように思えます。また終盤に向けて、各話にみんなを沢山登場させようと書いていくので、これも良し悪しに働いたと思います。少ないときの方が面白く感じられるのは、ドタバタの妙です。
第123話「BとLにハートは荒ぶ」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818622174548647459
ツヴァン目覚める。
このお話は執筆時も笑いながら書いて、かなりお気に入りでした。今読み返しても良かったです。
長い間構築されてきた、ポカとツヴァンの関係性だからこその味もありますね。
第142話「ハンプティチキン(前編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818622175844929333
第143話「ハンプティチキン(中編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818622175885444736
第144話「ハンプティチキン(後編)」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650611409670/episodes/16818622175967208294
最終3部作です。
突如現れた宇宙船、世界から消えた電気、攫われるリエラ、オールキャストで挑む大一番です。
当時の近況ノート(https://kakuyomu.jp/users/nazunasagi_10/news/16818622176230592846)にも書いたのですが、各話限界文字数の2499文字ずつで書いたにもかかわらず、全然尺が足りずに終わってしまうという不完全燃焼の出来になってしまいました。それでもドタバタを感じられたと評価してくださる方もいて、崩さず走ってきて良かったと思いました。「144」という数字同様に、後半のエピソードで何度か入れたある言葉が大切になってくるはずだったのですが、それがほとんど描けないまま終わってしまったことが心残りです。
今回、改稿したら2500文字を超えてしまいました(笑)。
以上、前後編はずるくもありますが、おすすめエピソード15選でした。
改めてになりますが、毎日1話ずつ、勢いと魂を込めて書いた作品です。もしよかったら、読んでみてくださると嬉しいです。
改稿についてですが、無事身体がカクヨムに向くようになったので、もう一周しようと考えております。
漢字や誤字脱字の修正のみで、内容が変わることは今回同様ありませんので、ご安心くださると幸いです。
ここからは近況報告になります。
みかんのおいしい季節をすっかり飛ばしてしまったので、フルーツが手元に無いのが寂しいです。
☆「ドリヴァルド」について
6年前に投稿した近況ノート(https://kakuyomu.jp/users/nazunasagi_10/news/1177354054934864053)にて挙げていた、ゲームとして作られるはずだった2作のうちのひとつが「ドリヴァルド」です。もう一方は「ラリオン・バームクーヘン」です。
この作品は、ノベルゲームとして2018年に作られるはずだった作品で、かなり重くシリアスなテーマになっていました。私ともうひとりが企画や設定を作って、シナリオはまた別の方が担当する予定でした。
シナリオ担当が数行書いて失踪してしまったことを理由に、私がいつか小説作品として書こうと思っていたのですが、うまくいかず時間だけが経過してしまいました。加えて昨年始まった長寿シリーズの最新作が、この作品のテーマとかなり被ってしまったので、まだしばらく書けそうにはありません。もっと早く書くべきだった、と反省しています。申し訳ありません。
「いつの日か、紫色の空の下で――」
☆過去作品について
最近になって、12年前の作品が出てきました。2014年です。
テーマのヒントは「記憶」と「愛」です。
今とは全然違う作りで、投稿したいと思いましたが、改稿に苦戦している状況です。
「ラリオン・バームクーヘン」と少し似ているところがあって、序盤で大体の物語は完結していて、後はずっと日常が繰り返されている点が共通しています。変わり映えもあまりしませんので、切ってしまってもいいかなと思っています。
どの程度の文字数に落ち着くかわかりませんが、過去作ですので、短編集のひとつとして投稿できたらと思いますので、続報をお待ち頂ければと思います。よろしくお願いします。
☆最新作について
「ラリオン・バームクーヘン」が三桁話数を超えたあたりから、最新作の構想が始まっていました。ただ構想だけで、何も形になっていないのが現状です。
ラリオンのときにも背中を押してくださった知り合いの書籍化経験作家様が、「一緒にカクヨムコン挑戦しよう」と誘ってくださったのですが、カクヨムと向き合えず約束を果たせなかったのが心残りです。その提案をしてくださった作家様も、何も投稿しなかったので、気持ちで救われてしまったのは良くありませんでした。
過去作の投稿を優先に、こちらも少しずつ動けたらと思います。
形になってきましたらまた、近況ノートを書きたいと思っていますので、よろしくお願いします。
今回は以上になります。
今でも、作品たちに応援のハートをくださる方がいて、とても嬉しく思っています。
作品フォローだけでなく、私自身へのフォローをしてくださったり、それらが次へのモチベーションに繋がっています。ありがとうございます。
薺鷺とうでした。ナズナにサギ、薺鷺です。
みかんを積み上げるか、本を積み上げるか、夢を叶えたいものです。
Xのアカウントもあります。よかったら、仲良くしてください。
https://x.com/nazunasagi_10
今後ともよろしくお願いします。