遠い山なみの光はカズオ・イシグロ原作の結構しんどい映画で何度も途中で断念しかけました 。渡英した主人公が過去を思い起こす話で、長崎で受けた心の傷から離れるために、原爆によって引き起こされた苦悩から解放される為に主人公は長崎を離れてイギリスの片田舎にやってきたのでした 。音楽教師を長崎でやっていた彼女は原爆が投下されたときに子どもたちを助けることができなかったことを思い出すと自分の現在の幸せが虚ろなものに感じるのでした 。夫の父は戦争中に校長をしていて、夫が戦地に赴くときに万歳三唱をしたのでした 。夫の同窓生に父の戦争責任を言われます 。夫の父は校長として戦争中に戦争協力したことに心の奥底では罪悪感を感じていました 。死の影に掻き立てられ 被爆した主人公が夫に被爆したことを秘密にし妊娠して、被爆したことの恐怖に苦しめられます 。 静かな日常のなかに潜む死の影が描かれて、 主人公の長女は自殺して主人公も妹もその死に囚われれています 。戦争が終わっても今なお戦争に囚われ続けている登場人物たちが静かに描かれていました。