以下、盛大にネタバレしていますが、自主企画に参加するにあたりAI補助利用について説明しておきます。本編読まれてからのほうが読書体験を損なわずに済むかと。
ちなみにAIはほぼほぼChatGPT4o~5になります。奴がハルシネーションを起こして書き直しの必要があった場合などはGeminiに切り替えたりもしました。
【素粒子】
まずこの物語には架空の素粒子が2つ出てきます。
これについて概念やどういった作用があるのか、派生効果や応用などについてAIに相談して、科学的考察を含め破綻がないか確認しています。作中様々な現象がありますが、それが素粒子の働きによって成立できるかどうかというような問い掛けです。
けっこうハルシネーションが発生してIFのIFみたいな解釈を出してくるし、言い訳も酷いものだったので、そこは突っ込んでIFは素粒子の基本効果のみであると、別の方法や解釈、展開の練り直しなどを検討し直したりしました。
【制度・法律】
外国で身分が証明できない場合の扱いや、各種法制度、各組織の権限など、こんなシュチュエーションだとしたらどこの部署がどう動くかなど相談しています。
あと細かいところだと、国際空港内の手続き諸々、麻薬カルテルの密輸状況なども。
【キャリアパス】
外国の大使館に勤務する外交官の最低年齢や諜報機関に採用される年齢など、あまりにも若いキャラクターを登場させないように検討する際に相談してます。
【逃走ルート】
第8章で北米大陸を縦断して追跡者から逃走していますが、その際の監視カメラやナンバー認識システム(ALPR)の設置が少ないルートを提案してもらってます。ただし、ここが一番ハルシネーションが起きた箇所で、橋がない、トンネルがない、監視カメラ山盛りの高速道路を推奨されるなど、まじで「使い物にならない」ぐらいの提案が多くて何度も書き直ししました。
都市間を小分けにルート設定しながら移動時間を算出しつつルート設定をしています。白紙の状態で『提案してください』という使い方をしたのはここになります。それでもGoogleMapとストリートビューでめちゃめちゃ確認しないと成立しませんでしたが。
【病気・生体反応】
本編でがん治療をはじめ、さまざまなSF医療行為が出てきますが、身体の中で何が原因でどういう現象が起きているのか、それを止めるためにはなにをどうすればいいのか、そこらへんの相談をしています。ただ、ビジュアルに関してはそれに関する研究や医療現場の資料などを参照して、AIと部位や細胞などを確認しながら治療方法を描写しました。
【投稿サイト・その他】
最終章の最終盤まで書き上がった状態で投稿を始めるにあたって、投稿サイト選びを相談しました。「小説家になろう」に投稿すればいいと思ってたんですがGPTが「この内容ならカクヨムのほうが読者がつくだろう」というので、素直に従ってカクヨムにしてみました。あとはX(旧Twitter)でアカウント作って交流すべきとか提言がありました。
キャッチコピーや紹介文も書かせてみましたが、全然面白そうとは思えなかったのでそれは無視しました。
あ、あとジャンルをどうしたらいいのかわからなかったので相談しました。SFを名乗っていいのか?とか。
規約関係で、ネタだしこのくらいの煽りは大丈夫?と相談した箇所が「性加害に読める」「AIは文脈読めないから一発レッド」という場面が1箇所だけあって、そこは大幅にマイルドにしました。
