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新連載『鉄腕ゲッツ』の投稿をスタートしました。

こんにちは、アキラです。

 新しい連載小説『鉄腕ゲッツ』の投稿を本日から開始しました。
今回の小説の舞台は、宗教改革が起こる少し前の中世ヨーロッパです。主人公は、鉄腕ゲッツという呼び名で知られているドイツの盗賊騎士になります。

 盗賊騎士とは何なのかという説明は小説の本文中でもされていますが、簡単に言ってしまえば、年がら年中「私闘<フェーデ>」という決闘をして暴れ回っていた困った奴らのことです。正真正銘の騎士ではあるのですが、すでに彼ら騎士は没落の一途をたどり、貴族としての誇りすら見失いつつある状態でした。
 彼らは、「貴族の特権」を振りかざすことで、自分たちの騎士としてのプライドを保とうとします。その特権というのが、「貴族は、自力救済のために武力を使って問題を解決していい」というものです。
 だから、騎士たちは、喧嘩や揉め事があるたびに決闘を行ない、相手から和解金をぶんどるということを繰り返しました。「貴族の特権」を行使することにより、没落しつつある騎士のプライドを守ろうとしたのです。
 しかし、実はその「貴族の特権」も、神聖ローマ帝国は禁止してしまっていたのです。騎士たちは、違法と知りつつも、自分たちのなけなしのプライドを保つため、果てしない「私闘<フェーデ>」を続けます。
 それは、本当の誇りとは何なのか分からなくなってしまった、混迷の時代の騎士たちの悪あがきでした。

 主人公ゲッツは、そんな時代に生まれた帝国騎士の息子です。ゲッツも、誇り高い帝国騎士を父親に持ちながら、自分の誇りを見失い、「私闘<フェーデ>」に明け暮れます。
 そんな乱暴な青春を送っていた彼を突如襲った悲劇が、ゲッツの人生を大きく変えていくことになります。

 先が見えず希望を見いだせない時代に生まれ、自分はいかにして生きるべきかと悩むのは現代の私たちも同じかも知れません。この小説は、「戦士の絶望と再生」をテーマに描き、現代人である自分たちに「どれだけ絶望を味わっても、自分が諦めないかぎり再起するチャンスはある」とエールを送りたいという想いを持って書きました。


……ただ、こうやって大真面目なことを書いておいた後であれなんですが、この小説は頻繁にお下品なセリフや行為、乱暴すぎる言動が出てきますので、そこらへんはご注意(?)ください。
荒くれの騎士たちを描くうえで、そういう描写が知らないうちに増えていったというか……途中でけっこう悪乗りしちゃったというか……てへへ。

というわけで、おかたい感じの小説紹介になったくせに下ネタが多々ある新連載『鉄腕ゲッツ』をどうかみなさんご覧ください。
よろしくお願いします!

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