村田鉄則

1話1、2分以内で読める（？）ショートショートホラーの世界へようこそ… ※基本、1，2分以内で読める作品群ですが、一部作品は5分程度かかるもしれません･･･ので、タイトルのハテ…

僕の入った推理研究部では、新入部員同士が犯人当て小説を交換して、推理を披露し合う風習があった。 僕の対戦相手が出したのは、犯人は京都人ではないという読者への挑戦状が冒頭にある、犯…

辛い現実から逃げていく男の顛末を書いたエッセイです。

ミステリーの犯人当てって難しいですよね？ 今まで、読んでて一度も犯人を当てたことがない･･･と悩んでいる人も多いはず･･･ そんなあなたに、今作をお届けします！！ そう今作は誰だ…

これは去年、亡くなった私の長年の友人であった記者が残したボイスレコーダーを書き起こしたものだ。 彼は、いじめを苦にして亡くなったとある男子大学生の周囲の人物にインタビューをしてい…

ある日、目が覚めると、俺は四畳半ほどの大きさの、全面真っ白な部屋に閉じ込められた。 ドアも何もない空間、そんな白い密室で、俺は、暴力を繰り返す。

勇者や魔物、魔術師が存在する世界で起こった密室事件。 町の外れにある道具屋は、妖精の繁殖に成功し、大もうけしていた。 しかし、ある日、店先に瓶に入れて出そうと妖精たちの居る倉庫に…

　民俗学オタクの俺は帰省がてら地元近くにある寂れた村に訪れた。そこには、321個の祠があって、666つ子が居た。 　一夜にして起こった665人の殺害、 　蛭子化現象、 　神と人の…

アイドルの語源は偶像･･･つまり、信仰の対象となる像のことだ。 だから、アイドル＝神とも取れる。 アイドルを愛し、愛しすぎたがために殺人を犯した、男の告白がこの手記の内容である。

犯人＝読者いや、生物＝犯人

『は』素敵ですよね？ 私のリア友がこの間ブログで上げた『『は』が嫌いです。』というブログ記事が炎上しました。 彼女は記事を消してしまいました。 私は敢えて彼女に反論します。 『は…

『は』が嫌いなんです私は、何か『は』って腹立ちません？ 今「私は」と言いましたが、「私は」って「他の人と自分は違う！」って言っているみたいに聞こえません？ けど、”『は』が嫌いな…

中学二年生の僕の幼馴染である植芝さん。彼女は昔から基本、無口だ。同じ教室に居てもメッセージアプリで会話をしてくる。そんなミステリアスな雰囲気の彼女にある日、放課後、情報室に僕は呼…

ミステリー小説の最後の推理場面から始まる短編です。 水牛荘で繰り返される殺人の犯人は、誰だ！！？ 2階のリビングルームで推理が繰り広げられる。 推理を終えると、全てを破壊しながら…

自主映画制作サークルの合宿で泊まった、山奥にあるホテルで殺人事件が起こった。 被害者は××女子大学生・山川　卑弥子（やまかわ　ひみこ）である。 現場はホテルの一室で鍵がかかってお…

年末、実家に帰省していたミステリーオタクの大学生、市川　屯（いちかわ　とん）が、SF映画を見ていると、近所のお婆さんが息を荒らげ、彼の実家の玄関に駆け入ってきた。突然の来客に驚く…

学園祭初日、僕の監督した映画が公開された。 放映後、観客に書いてもらったアンケートを回収し、見ると、評価はおおむね好評。 評価を受け、喜んでいた僕だが、観客の内、1人が僕の映画に…

公園のトイレの個室で起こった、密室に近い殺人事件、通称”凸人事件”は事件の内容が内容なだけに、地方新聞にしか掲載されなかった。しかし、1人のSNSの投稿により、その奇特性に惹かれ…

県北の湖で、夫が溺死体で発見された。 そこに駆け付けた妻である”私”は、ほくそ笑む。 そのとき、彼女のそばにあった木から不思議な光が放たれた。 放たれた光に彼女は包まれて、一週間…

刑事である間口宏（まぐち　ひろし）は脳に関する事件があると、探偵である神細寺経太（しんさいじ　きょうた）に依頼するが…彼は三療法士の資格を趣味で取るくらいの変てこな脳オタクで…