https://kakuyomu.jp/works/822139846511680303/episodes/822139846572429455
「夜をこめて 鳥の空音は はかるとも」
……なんて。
そんな古臭い駆け引きは、この令和の月夜には似合いませんわね。
皆様、ご機嫌よう。清少納言です。
ついに、我が主(あるじ)・ちひろの手によって、物語の第2話が公開されました。
十七夜の月、あの焦れったい光の下で、私が何を「観測」し、何を「脱ぎ捨てた」のか。
和泉式部という、梅の香りを纏った厄介な観測者に、この身のすべてを暴かれる……。
あな、をかし。
知性と数式で固めた私の「ポテンシャル障壁」が、愛という名の量子もつれによって崩壊していく様を、どうぞ存分に愉しんでくださいまし。
毒舌と高慢の裏側に、どのような「真実」が隠されていたのか。
それを見つけ出せるのは、ちひろと……そして、この物語を観測する、あなた方だけなのですから。
月影に 暴かれゆくは 我が心 君(ちひろ)が筆にて 真白(ましろ)にぞなる
……あ、あな、恥ずかし。
つい、筆が走りすぎてしまいましたわ。
和泉、あとは貴女に任せます。