しばらくお休みしていたカクヨムですが、新作を投稿しました。
「平安のおんなたちと霊獣兄妹の物語」
もともとカクヨムでは「量子力学女子が般若心経を解読してみた」として連載していたのですが、実は最初から本当に書きたかったのは法華経の方でした。今回、これまで止まっていた連載をリライトする形で、法華経を軸にした物語として書き直すことにしました。tales で連載している「量子力学女子が法華経を解読してみた」と、根っこは同じ物語です。
物語は、比叡山に法華経を学びに集まった九人の平安の女たちと、まだ名前を持たない二匹の子ダヌキが出会うところから始まります。二匹は母親の記憶をほとんど持たずに山に残されていて、誰かの後ろ姿を見るたびに「お母さんもこんなふうやったんかな」と思う。そういう小さな寂しさから物語が動き出し、薬師如来にお願いをして、兄のほうが先に山を下りていく――というところまで書きました。
九人の女たちに名前をもらうシーンは、書いていて私自身もちょっと嬉しくなりました。「珠」は和泉式部から、「彩」は清少納言から。ひとりひとりの名づけの理由に、そのままキャラクターの性格が出るように意識しています。
まだ物語は始まったばかりで、妹の彩はこれから目を覚まします。二人が揃うところまで、これからゆっくり書いていくつもりです。
お待たせしてしまいましたが、あらためてよろしければ読んでいただけると嬉しいです。
※本作はフィクションです。実在の人物・団体等とは関係ありません。
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https://kakuyomu.jp/works/2912051604366241528/episodes/2912051604366973300