ムーラン

御作の応援コメントに頂いた返信に「普通の作品って読まれなくないですか？　よくある作品で読まれる方法を逆に教えて下さい」といったご質問がありましたので、こちらで回答させて頂きます。

お邪魔でしたら、本コメントは削除してください。


さて、「よくある作品で読まれる方法」ですが……私個人の意見としては「見方によって変わる」と思いますね。

まず「よくある作品」が、なぜ「よくある」のかと言うと、それは「需要と供給が多い」からです。
需要が多いから、供給も多くなります。みんな、自分の作品を読まれたいという想いは同じですので「読まれるために、よくある作品を書く」という方も一定数おられると思いますね。

また一方で、御作のような「珍しい作品」も「読まれるための工夫」であるかと存じます。
珍しいということは「競争相手が少ない」ということですからね。

見方によって手法は逆になりますが、つまるところ「やっていることは同じ」だというのが私の結論です。（自論なので間違っていたらスミマセン）

「読者を増やすために何をするか」は人それぞれだと思いますが、私はここはあまり気にしていないですね。
「人気ジャンルを選ぶ」のと「過疎ジャンルを選ぶ」の、どちらがより読者を得られるかは確信が持てませんから。（最大理論値なら、人気ジャンルの方が軍配が上がりますがねｗ）

「よくある作品を書いてもつまらない」なら、書かない理由にするんですがね。


ご質問が切っ掛けとはいえ、自分語りをしてしまい失礼しました。ｗ

三鞘ボルコム様

こんな長文の返信をありがとうございます。
まさかご回答頂けるとは思わず、てかノートに記載が初めてだったので、この表示方法にビックリしました。

そうですね。テンプレの需要と供給の多さ。自分もテンプレをいざ書こうと思ったのですが、知識のある異世界転生は既にブームが終わっており、ダンジョン配信などを書こうにもテンプレの理解と質の向上が求められる場での勝負は自分には厳しいかなと。

サキュバスの魅了魔法でダンジョン配信！を考えてたのですが、やはり人気作のテンポ感やキャラクターの個性、アイテムや政府制度の練り込み力と、到底勝負出来そうになく。
テンプレで勝てる人はマジで天才やと思います。

自分の長所はあの様な小説って概念の一部を取っ払う突飛さと、それを実際に書ける大胆さ、いろいろ哲学したいっていう世界の構造とキャラの心理面の深め方なので、このような作品になりました。
やっぱりエロのラブコメはある程度強いです。なんか強く刺さってくれた女性読者も出来たので、ありがたい限りです。

読者導線のない作者はマジで苦行です。面白い作品なら読まれるなんて贅沢ですわ。
問題は批評では、あまり評価されないことですかね。
大衆向けと作品の質を同居させる技量がまだないので。特に今回はエロですし。
こういうのまともな創作者ほど毛嫌いされる気がします。