水色です。
いつも作品を応援していただき、ありがとうございます。
6月2日火曜日の21:00より、完全新作となる和風伝奇大河小説『神降ろしの白凪』の連載を開始いたします。
本作は、私にとってある種の「実験作」であり、ひとつの大きな挑戦でもあります。
時代考証に基づいた「一切の歴史IFなしの冷徹な政治劇」と、民俗学・マタギの禁忌をベースにした「生々しく泥臭い退魔呪術戦」をシンクロさせた、極めて硬派で重厚なダークファンタジーを目指して構築しました。
男たちの戦争の業が地脈を汚し、その犠牲として、神を宿した少女が少しずつ人間を辞めていく過酷な運命を描く大河小説です。
この世界観の持つ「冷たい空気感」や「重厚な人間ドラマ」を1行たりとも妥協せず、最高峰のクオリティで皆様にお届けするため、本作の更新は「毎日投稿」ではなく、以下のペースでじっくりと腰を据えて投稿してまいります。
◆ 更新スケジュール:毎週【金曜日・火曜日】の夜21:00頃(週2回更新予定)
※変更がある可能性がございますが、その際はお知らせさせて頂きます。
Web小説としては少しスローペースに感じられるかもしれませんが、その分、1話あたり3,000~4000文字の中に、息を呑むような情景描写と張り詰めたサスペンスを濃密に詰め込んでお届けします。
歴史の裏側で、孤独に“冬”へと堕ちてゆく少女の戦いを、どうか最後まで見届けていただけますと幸いです。
◆ 本作の舞台と概要
【舞台】:天下人が現れつつある安土桃山期相当の乱世。その最果てたる北国、出羽の国(秋田相当の地)。実はこの東北の地こそが、古来より怨念や荒ぶる神を閉じ込めてきた「日本最大の封印地」でした。
【どういう話なのか】:歴史の表舞台で男たちが領土を奪い合う中、その「戦争の血」や「生存戦略の業」に引きずられるように、裏の世界ではおぞましき妖(あやかし)どもが目を覚ましていきます。
【主人公の宿命】:主人公は、北国の大名家に仕える18歳の少女、冬瀬白凪(ふゆせ・しろな)。彼女は己の身体に神を通す秘術『神降ろし』を使い、たった一人で怪異を鎮める防波堤となります。しかし、その力には「使うたびに体温や感情、眠りを失い、やがて『冬』そのものと同化して人間ではなくなっていく」というあまりにも重い代償がありました。