CMで見た執事姿の横浜流星君の姿に、「リアル若君だ」と思った相内です。
年齢的にも服装もスタイルも、晩餐会の時の若君ってこんな感じだなぁ、と。
お顔はお好みの顔をはめてください(各々のイメージがありますからね)。
ちなみに、やっと作れたナナとウィルフレッドのイラストはこんな感じです(私のHP)。↓
https://aiuchimituki.web.fc2.com/images/shitate.jpgMakeGirlsMoeで作ったキャラと、有料無料のフリー素材をミックスして作っています。
さて本日、「異世界ハーフの仕立て士見習いですが、なぜか若君の胃袋を掴んだようです」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889459314第56話 デート を投稿しました。
若君念願のデートです。
さて、昨日に引き続き前話(55話プリクラ)の裏話です。
SSにもならない程度の話ですが、55話まで読んでいて、他者視点にご興味のある方のみどうぞ。
今回は若君(ウィルフレッド)視点です。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
後悔している。
自分の愚かさに、バカさ加減に。
今朝、つまらないプライドでナナを傷つけた。
彼女を、しつこく言い寄る女にするのと同じ扱いをした。いっそ、思い切り嫌われたかった。
だがナナは、そんな俺を文字通り命がけで守ってくれた。
誰も越えられないと言った壁を越え、俺を救ってくれた。
どう報いればいい?
ナナは優しすぎる。
何もなかったように接してくれる。
魔獣につけられた傷も、ゲシュティの力も無効化されるとはいえ、彼女の体は傷だらけだ。
髪も男のように短くなった。
それでも彼女の美しさは損なわれていない。
それどころか、日本にいるときの彼女はとても無邪気で、さらに美しさを増した気さえする。
彼女を守る男がいた。
そのことが悔しい。
その男の口づけを愛しむような仕草に、胸の奥が焦げ付く。だが同時に、あれは本当は俺だったという、図々しい思いも消せないでいるのだ。
今、彼女に触れようと思えば触れられることに気が付いた。
カーテンに仕切られただけの狭い空間。
息をすることさえ苦しい。
「ナナ」
彼女の名前を呼んで頬に触れる。
そっと唇を重ね、その柔らかさを堪能したのはほんの一瞬だ。
唇を離すとナナはそっと目を伏せ、次の瞬間には何もなかったかのようにふるまった。
この空間でキスをすることは、この世界では普通のことなのか?
もしや慣れてる?
いや、ナナはそんな娘じゃない。
何もなかったようにふるまわれることが苦しい。
――ナナを愛してる。
ふいに自分の心の中でその気持ちがはっきりと形を表した。
今までも好きだと思ってた。可愛いと思ってた。
違う。
誰よりも美しいと思う彼女を、心の底から愛してる。
俺バカだ。本当に大馬鹿だ。
ゲシュティの力が消える世界なら、いっそあの朝を消し去ってしまいたい。