リアルでもマンガでもそうだけど、真剣にやっている人ほど、すぐに結果は出ない。
逆に遊びでやっている人ほど、すぐに結果を出したりする。
その違いは何か? センスか? いや、違う。
その界隈の神様からの愛され度だ。
例えば、見込みのある部下ほど厳しく接し、そうじゃない奴は適当になだめるだろう?
僕が大学生の頃、アルバイトをしていた店で。
店長が本部の社員さんにあまり怒られなくて、パートのおばちゃんに『あんた気に入られているね』と言われて、渋い顔をしていたのを覚えている。
その店長さんは、ちゃんと理解していたんだろう。
むしろ、めっちゃ怒られている他の店長ほど、期待されていることを。
例えば、この小説の界隈において。
真剣に取り組む人は仲間、あるいは子供で。
遊びの人はお客、他人である。
俺はあと5年くらいでやめようかな、とか言っているやつ。
そんなやつには、適当に成果を出させて、この業界にとってプラスのイメージを広めさせる。
一方、真剣な我が子は、どんなに突き放しても、めげずに向かって来る。
だから、安心して厳しい課題を与えることが出来る。
そう、最後に神様が微笑むのは、真剣に愛した者だけ。
そして、最後に笑うのは、真剣に取り組んだ者だけ。
それが、人生の真理である。