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◯NTRの概念

 みなさん、どうも。

 三葉 空です。

 現在、連載中の『NTR』に関しまして、色々とご感想なり何なり下さり、ありがとうございます。

 まあぶっちゃけた話、今の所は賛否で言ったら『否』の方が多めなんですけど(苦笑)

 けど前にも言った通り元から荒れる題材だし、読者さんに関しては好き勝手言ってもらわないと公言しておりますので。

 おすすめレビューと言いますけど、僕としてはアマゾンのカスタマーレビューみたいに否定の意見もあって良いと思います。

 ぜんぶ称賛ばかりだと、ちょっと気持ち悪いかなと思うので。

 ただ、1つだけ言わせてもらいたいことがありまして。

 タイトルにもありますが、『NTRの概念』についてです。

 数名の読者さんが教えてくれましたが、『NTR(寝取られ)』は男女が恋人、あるいは婚姻関係にあって。さらに、肉体関係も結んでいる。

 その上で、間男なり間女にパートナーをベッドの上なり何なりで性的に奪われること。

 つまり恋人あるいは夫婦関係になく、エッチした間柄でないと『NTR』とは言わない。

 それは『BSS(僕が先に好きだったのに)』になると言われました。

 辞書で引いて調べてくれたそうなので、そちらの方が正しい意味なんだと思います。

 けど、これは前から僕が思っていることなんですけど、僕ら作家(まあ、僕はまだアマチュアですが)は『教科書』を書いている訳ではないので。

 例え辞書的に間違っていても、世間一般で浸透していたらそちらの表現をします。

『確信犯』なんて正にそうじゃないですか。

 たぶん、みなさんが認識しているその意味は、『それがいけないことだと分かっていて、あえてやる』だと思います。

 けど、本来の意味は『世間一般で間違っていることを、本人は正しいと信じてやる』ことです。

 分かりやすく言うと、テロ行為なんてそうですよね。

 で、それを『NTR』に置き換えて言うと。

 ラブコメ漫画とかで、まだ主人公と恋人関係にもないヒロインが、他の男子キャラと仲良くするだけで、『NTRだ!』とか騒ぐ人いるじゃないですか。

 で、そのままエッチしたら、『NTRだぁ!』ってもっと声を大にして叫ぶだろうし。

 それに有名なNTRマンガ家さんの作品で、まだ主人公と恋人関係になく、当然エッチもしていないヒロインが他の男に奪われる話を、『NTRモノ』として売り出していますし。

 とりあえず、付き合っていようがいまいが、エッチしてようがいまいが。

 ヒロインが主人公以外の男に奪われたら、それはもう『NTR』でしょ?

 僕はそういう認識でいましたけど。

 だいたい、『BSS』とか指摘されるまで忘れていたので(苦笑)

 よりメジャーに浸透しているのは『NTR』という言葉ですし。

 だから、『NTR』と言わさせていただきました。

 作品の面白い、つまらないでああだこうだ言うのは良いですけど。

 その表面的な間違いだけすくって批判するのは、ただの揚げ足取りです。

 これは他人の受け売りですが、『アンチするなら、理路整然と述べる』という素晴らしい教えがありまして。

 僕も批判とまでは言わなくても、意見する時はなるべくそのように心掛けているので。

 もちろん、いちいち長文を書くのは大変ですから、一言のメッセージでもすごくありがたいのですが。

 表面ばかりに捕らわれずもっと物事の本質をしっかりと捉えて下さると、僕としてはありがたいです。

 えー、『NTR』の最終話ですが。

 23日(月)の23:23に第20話。

 そして、日付をまたいですぐの24(火)00:24にエピローグとなります。

 お気付きの方もいるかもしれませんが、更新時間は日付のゾロ目というか、繰り返しにしています。

 今日だったら、18日だから、18:18に更新されます。

 段々と、夜に向かって行きますので。

 長くなってしまい、申し訳ありません。

 最後まで『NTR』をよろしくお願いします。



6件のコメント

  • kazuyさん

    コメントありがとうございます。
    共感していただけて嬉しいです。

    最後までよろしくお願いします。
    (* ̄∇ ̄)ノ


  • まあ、僕としてはスカッとしますけど。
    あとは読者さん次第ですね(^_^;)
  •  解釈ではなく言葉の意味の問題です。
    NTRモノの作品を書いている人や一部がそのように(誤って)用いていても、それは一般的な感覚からしてみれば1%にも満たない、極めて小さなマイノリティです。

    自分が応援していたアイドルに恋人がいた!NTRだ!
    なんて言ったらアホ扱いされますよ。

    同様にNTRをその様に用いるのであれば
    人類の恋愛の多くがNTRということになりますよね?
    想いを寄せていた子が他の男とくっついただけなんですから。

    それはNTRじゃなくてただの失恋でしょう。
    故に全く異なるもので、国語のテストで出たら0点ですよ。
  • あら、そんなにマイノリティですか?

    まあおっしゃるように、現実のアイドルに対してその物言いはちょっとアホだと思いますけど。

    僕が言ってるのは、マンガやアニメの2次元の話なので。

    それだと、ヒロインが主人公以外の男とちょっと仲良くなるだけで『NTRだぁ!』とか言うイメージです。

    まあ、それも一部の層だけかもしれませんが。

    あと、国語で0点になるのはもちろん承知です。

    既に述べましたが教科書を書いている訳じゃないので。

    間違いを分かった上で、浸透しているイメージを使っています。

    あと、マイノリティとおっしゃいましたが、そもそも『NTR』というジャンルを好むのは少数派なので。

    広い世間一般は今の時点で、そこまでターゲットにしていませんよ。

    貴重なご意見ありがとうございます。
    (^ー^)




  • コメントありがとうございます。
    (* ̄∇ ̄)ノ
  •  寝取ラレ(ル)を略してNTRなわけですが
    なぜか作中ではNTRスル・サレルで使われてますよね。
    梶野の「NTRしてやった」という発言からみても言葉が崩れてるとかそういうレベルではありません。
    エロ業界であってもそこは「寝取ってやった」ではありませんか?
    NTRの概念とかそういうレベルではないんですよ。

    何故突っ込みが入るのかと言えば、元の意味とはかけ離れた使い方をするから突っ込まれるわけです。
    「いや、それはNTRと違うだろ」と
    恋人や妻・夫が寝取られてNTR、これが大前提なわけですが
    そこからエロけりゃなんでもいいってエロ業界が独自に解釈するから変なことになっているわけで、それは世間一般的な認識ではありえません。

    作者さんは「確信犯」を例に出されましたが、これは次元がことなります。
    多くの日本人が日常的に誤用していることを知らないまま口にする「確信犯」と
    不倫不貞やエロ業界の1カテゴリーであるNTR、さらにそれを独自解釈という時点で比較の対象にすらなりません。
    むしろ元の意味と異なる用い方をしていると理解してなお続けるのなら、それこそ確信犯ではありませんか?

    恋人や配偶者はお互いの意思の確認というステップを経ています。
    そこに割り込むからこそNTRというジャンルが成り立ちます。
    対して幼馴染、好きな人、ヒロインが他とくっついたらもうNTRと言ってしまえば
    もう何でもありの状態ですよね。
    道端で「お、あの子かわいいかも」と思ってみたらすぐ後に男連れだと知る。
    これだけでNTRになりますよ。
    自分がそう思うからNTRというのは乱暴な曲解です。


    作中の次郎と栞は、早い話が互いに待ちガイルだったというだけで
    そこにスーパーなザンギエフがやってきて投げ飛ばされてしまった
    そういうことだと思ってますよ。


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