僕が前からしないように意識していることがあって。
『死ね』って言うのと、舌打ちをすること。
この2つは基本的にしないようにしています。
なぜかと言うと、『負け犬の習慣』だからです。
死ねって言うのも、舌打ちをするのも、自分が相手の状況を羨んでいるからこそする行為じゃないですか?
そういったことを日々積み重ねると、精神が歪んで来ます。
だから、僕は基本的に『あっそ』とシカトするか、あるいは皮肉で笑ってやります。
僕が個人的に思う負け犬の定義は、人の失敗をあざ笑い、人の成功を妬む。そのくせ、自分は大した努力もしない。
これが負け犬です。
そもそも、負けると言うこと自体は悪いことじゃありません。
負ける、失敗するということは、それだけ挑戦した証拠なので。
むしろ、負けたことも失敗したことも無いと言う人は、評価するラインにすら立っていないと思います。
基本的に成功するためには、ひたすらトライ&エラーの繰り返しだと思うので。
僕は今、カクヨムで『NTR』モノを連載中なんですけど。
それが別に面白いと思わなくて、書きたくないって言うなら良いですけど。
いや、それはR15の範疇(はんちゅう)を超えるだろうし、書かないって言う人は。
書かないんじゃなくて、書けないんです。
面白く書くセンスとアイディアの欠如。
それを棚に上げて、新しいことに挑戦している人を揶揄(やゆ)するのは、ちょっとダサいです。
僕が好きで読んでいた作品に『カラミざかり』っていうのがあって。
これも『NTR』がテーマの作品です。
人気エロ作家の桂あいりさんの大ヒット作品なんで、知っている人も多いと思います。
それは『FANZA』とかで配信していて、R18作品なんですけど。
ちょっと前に、そのR15版が出ているんです。
エロ表現を控えめにしたやつ。
もちろん、ただそれだけでなく、ストーリー展開も原作とまた違ってきます。
で、それがまたヒットしているみたいなんですよね。
実際に僕も買って読んでみて、面白かったですし。
僕はエロ小僧なので、普段からエロ漫画やエロ動画をたしなんでいますが。
そこから、可愛いヒロインのアイディアとか浮かんだり浮かばなかったり。
だから、R18のモノを表現マイルドにして、R15として書くのって全然アリだと思うんですよ。
もちろん、丸パクりはダメなんで、自分なりに咀嚼(そしゃく)して再構成する必要がありますけど。
僕が今回テーマにした『NTR』は普通、胸糞で暗い雰囲気になりがちなので。
NTR野郎の梶野をみんながバカに出来るダメな奴にしたり。
ヒロイン2人の目が何だかんだ主人公の次郎くんに向いていたりと。
R15作品として、明るく楽しく読めるように仕掛けを施しました。
本番の描写をしないのはもちろん、去年の『三拍子』や『毒舌』などに比べて、エロ表現はだいぶ抑えています。
カクヨム運営さんから警告をもらいたくないので(汗)
それに、カクコンで『NTR』をテーマにした作品が受賞したのが、もう答えじゃないですか。
僕も前から言ってますけど、カクヨムの良い所って、どんどん新しい試みをしていることなので。
だから楽しくて、カクヨムで活動させてもらっていますしね。
ラノベ業界って『はがない』とか『SAO』が流行っていた2000年代後半〜2010年代前半くらいに比べて、勢いが落ちたとかちょっと前は言われていたけど。
また新たなムーブメントが起きたりして、盛り上がっているじゃないですか。
まだ先かもしれないけど、『NTR』も立派なジャンルの1つになるかもしれないし。
まあ、さすがにメインだとキツいから、ラブコメ支流の1つって感じになるだろうけど。
とにかく、『NTR』だからって、R18のアイディアだから、ラノベと違うだろって言っている人は、ちょっと勉強不足だと思います。
読者さんは好き勝手言ってもらって、大いに結構だけど。
同じ作者なら、批判する前に自分も相当の努力をしてから言って欲しいですね。
僕は基本的に、あまり嫉妬とかしないので。
かつて一緒にランキングで戦っていた同志たちが、次々と書籍化したりカクコンで受賞したりした時も。
もちろん悔しい気持ちはありつつも、純粋に尊敬できたし。
今でも尊敬しています。
僕の好きな『弱虫ペダル』の荒北が言っていましたけど。
本当に上に行きたいなら、真っ白な心じゃないといけないって。
だから、僕は今日も決して人を妬むことなく、自分のことだけに集中して、ひたすら執筆に取り組んで行きます。