衣笠彰梧先生のライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』にハマっています。既刊33巻。略称『よう実』。めちゃめちゃ面白いです。
知的ゲーム小説です。
舞台は高度育成高等学校。生徒たちがポイント獲得で争っています。
勝利すれば進学・就職が希望どおりとなりますが、負ければ最悪退学しなければなりません。
この小説が特に面白いのは、クラス別の団体戦と生徒ひとりひとりの個人戦の要素が複合している点です。そのため複雑な駆け引きを伴う高度なゲームが展開されます。
多くの生徒が登場しますが、すべてのキャラクターが深くつくり込まれています。敵対・友好関係も複雑で、誰が裏切るかわかりません。数巻前の伏線が生きて、勝負が決することも少なくありません。
ストーリーはかなり練られています。
そして主人公が強い。一見ぼんやりとしているように見える主人公が実は知的にも肉体的にも最強で、最後には必ず勝ってくれます。
俺TUEEEと言ってしまえば陳腐ですが、きちんと読者に爽快感を与えるつくりになっていて、スリルと安心感が同居しています。
ゲーム性の高さ、キャラクターのよさ、主人公の強さ、この3点からすごく面白い小説が生まれているわけです。
こういう小説を書ければいいなあと思いますが、プロットを立てるのが苦手で、いきなり本文を書いてしまう私にはむずかしいです。
私の場合、初稿がプロット作成みたいなものになっています。
文章を書いて、その文章が次のアイデアを生むという具合でしか発想できないので、書いてみなければストーリーができあがらないのです。効率的とは言えませんが、そういう頭の持ち主なのでしょうがないのです。
2稿・3稿で物語の整合性を整え、キャラブレを直し、文章を読みやすくしていきます。
そういう非効率的な創作方法でできあがったSFゲーム小説が『無限VR宇宙のNPCはメインヒロインを救えるか』です。
https://kakuyomu.jp/works/16818622176011956798
こんなやり方でよくもまあ完結まで書けたなあ……。