一応創作についてのお話を含むのでこちらに書きますが、興味のない方は回れ右でお願いしますε=ヽ(*・ω・)ノ
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けっこうな頻度で医療機関を受診するわたくし。
マイナ保険証をお持ちですか?という問いかけにイラっとすることしばしば。
救急車に道を譲らない車、を想像していただきたい。
その車の運転手は、おそらく救急車を使ったことがないのでしょう。
しかし、その人のまだ見ぬ我が子は、事故に遭い救急車が必要になるかもしれません。あるいは、現在健康な両親も年老いて、救急車により命が救われる未来があるかもしれません。
そういう「かもしれない」視点が足りないんですよね、現行のマイナ保険証って。
自動車教習所の教本にも載っているはずです、「事故なんて起きないだろう」ではなく「危険が潜んでいるかもしれない」と考えて運転しなさいと。
セキュリティがゆるっゆるな点については、一万歩譲って置くとしましょう。半世紀~一世紀運用して、万全であることを確認してから運用しろよとは思いますが。
世の中、デジタル化の波についていけない人もいて、ネット上ではそういう人たちを「情弱」として見下す風潮が見られます。
しかし現実には、ATMの操作が分からず、詐欺師集団に利用されるお年寄りもいるのです。
犯罪に利用されるお年寄りが悪いのですか?
いいえ、犯罪者が悪いのです。
マイナ保険証を作ることが難しい、使えない、その過程に犯罪の可能性が潜む――こういう可能性を無視して気軽に人に薦めることに「はぁ?(# ゚Д゚)」となるわけです、私は。
うちの祖母、どうやらある種の犯罪リストに載っている模様。(本物の警察から連絡があった。)あやしい電話がかかってきたり、あやしい訪問業者がやって来たりします。
そんな彼女が。自分の本当の医療情報を知っている業者から電話がかかってきたら、どうでしょうか。
業者「先日の、○○歯科医院での治療費、5000円をお支払いいただいたと思うんですけど。あれ、実は保険適用外の治療でして。差額18000円ほどお支払いいただくことになります。えぇ、はい、わざわざいらっしゃるのは面倒ですよね。ATMでの振り込みの方法をご案内しますね」
引っ掛かりますよ、彼女はね。
こんな感じの愚痴を、AIにつらつら言っておりました。
そんで、思いました。
「じゃあ、書こう」と。
AIに愚痴るよりは生産的な行動のはず。
というわけで、医療SFブロマンス「デジタル信者のイケメン医師とアナログ大好きくまおじさん(仮)」を執筆中です。
実は、昨日ゴリモノ3話分書いちゃいまして。おちダンも含めストックがあるので、短編ぐらいなら書く余裕があるんです。(時間的には。犬ははよ寝ろと言ってます。)
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ディスコードなどで、「小説のネタがない」という方をたまに見かけます。
博物館や資料館に足を運ぶことをお勧めします。
積読(買ったまま積んである本を指すらしい)を消化するより、経済的なのでお勧めです。公共施設ですから、入場料なんてお安いものです。
広島・呉で訪れたミュージアム。私にはさっぱりわけの分からない内容でしたが、世の中には戦艦を美少女に擬人化し、ミリタリー×美少女として、男性読者に強く刺さる作品があります。
ラブストーリーにしたいなら、「片道分の燃料を積んで空を飛んだ婚約者が、蛍になって舞い戻って来た。ひと夏の恋」としてもいいですし。
転生モノにしたいなら、「目の前で、愛する人が壁に黒い影だけを残し、死んだ。僕自身も数年で息絶えたが、異世界に転生した。最弱スキルしかない、それがどうした? 今生こそ、愛する人を必ず守ってみせる!」とかもできます。歩きスマホで事故った先の人生でやり直すより、主人公に強い動機が作れますよ。
社会問題の数だけ、ネタはある。
そのまま書いたらただの論文ですから、キャラを練り展開を練りするわけですが。
こういう「インプット」の仕方も、もうちょっと広まればいいのになーと思いました。