はじめに
こちらは、登場人物に答えてもらう形式の質問集です。
ちょっとした解説的なものは後で出しますが、◆関係-Q1.お互いのことをどう呼ぶか?をパッと回答できないと、他の問いも進まないと思いますので、ある程度脳内で妄想が進んでいる作品向けです。
ご自身のキャラクターに気軽に答えてもらってください。
新しい発見があるかも!?
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◆関係を整理する問い
Q1.名前はなんですか? また、お互いのことをどう呼んでいますか?
Q2.お互いの第一印象は?
Q3.これまで過ごした時間の中で、最も印象に残る言動は?
Q4.ある日突然、相手と体が入れ替わりました。どうしますか?
Q5.相手に、あとひとつだけしか言葉を伝えられないとしたら、なんと言いますか?
◆趣味嗜好を把握するための問い
Q1.好きな食べ物は?
Q2.趣味はありますか?
Q3.宝くじが10万円当たりました。どうしますか?
Q4.得意な教科、苦手な教科はなんですか?
Q5.好きな女の子のタイプは?
◆世界観を深める問い
Q1.現在の職業は? または、将来どんな職業に就きたいと思っていますか?
Q2.写真を撮りましょう。ロケーションはどうしますか?
Q3.物語の敵(魔王、モンスター、ゾンビ化した人間など)についてどう思いますか?
Q4.あなたが物語の中の任務を完遂することにより、得られるものはなんですか?
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< 解説① >
◆関係 ◆趣味嗜好
質問の内容を、広義に、大雑把に、ニュアンスとしてとらえてください。
同時に、世界観への理解も深めます。
◆趣味嗜好Q1.の使い方について例1.-----
◇アルナール×レオニアス
Q1.好きな食べ物は?
レオン
「うちの料理長の料理は、どれも素晴らしいから全部好きだけど。姉上に横取りされてばかりだったから、ひとりで静かに食べる食事が最高だと思ってる」
アルナール
「確かに料理長の料理は最高よ。あんたの皿から奪った食事は、どれも美味しかったわ」
という具合に、具体的な料理名ではなく、料理に関するエピソード、と捉えると、関係性が垣間見えると思います。
逆に、具体的に好きな料理が決まっている場合も、以下のような形で会話を発展させることができます。その世界にどんな料理があるか知ることもできます。
◆趣味嗜好Q1.の使い方について例2.-----
◇アルナール×レオニアス
Q1.好きな食べ物は?
アルナール
「イカのバター焼き、アサリの酒蒸し、海老フライのピリ辛ソース……」
レオン
「たしかに好きだね。全部、皿から奪われた記憶がある」
アルナール
「可愛い子どものいたずらよ。微笑ましいでしょ」
レオン
「つい最近、僕から魚の串焼きを奪っていった人はだれ?」
アルナール
「あれは、あんたの持ってる串が、一番いい焼き加減だったのよ」
レオン
「じゃあ、姉上のと交換してくれればよかったんじゃない?」
アルナール
「私のものは、私のものよ。この私と食糧を奪い合って、勝てるつもりでいるの?」
レオン
「ジャイ〇ン論理……」
< 解説② >
◆趣味嗜好 について
キモはQ3.宝くじが10万円当たるやつで、「ちょっといい剣を買う」「そんなはした金をもらっても喜べない」「やった、これで借金の利息が返せる!」「たからくじって何? あぁ、富くじのことか」など、かなりキャラの背景が見えると思います。(最後の返答は世界観に対する答えですね。)
また、Q5.好きな女の子のタイプについて、男性キャラ限定の質問と捉えず、「おとなになったらこんな女性になりたいと憧れている」「こんな女の子と友だちになりたい」など解釈を広げてもらえると全キャラに対応できます。
< 解説③ >
◆世界観については、複数キャラにひとりずつインタビューするのが分かりやすいかと思います。
たとえば、ダンジョンがあってモンスターが出る世界で冒険者登録しているおっさん主人公がいると仮定します。
Q1.現在の職業は? または、将来どんな職業に就きたいと思っていますか?
※どのような職業があるか、または人気があるかを探る問い。
――ソロで冒険者やってる。若いほうが才能が伸びやすいからって、誰もおっさんとは組んでくれないんだ。ステータスウィンドウには「剣士Lv.1」って書いてあるんだが、このステータスウィンドウそのものをアップデートっていう動作をやらんと、いつまで経っても正しいレベルが表示されないんだと。誰かやり方を教えてくれ。
Q2.写真を撮りましょう。ロケーションはどうしますか?
※その世界における科学技術の深度を探る問い。機関車や飛行船などに置き換えも可。もしくは魔法に特化した世界なら、明らかに難しそうなタイムマシンの有無などを尋ねてみる。
――そうだな、モンスターを倒した記念に、魚拓みたいな感じで一枚とるか。ほら、さっき倒した、爆炎竜<ヴォルケーノドラゴン>だ。だれか褒めてくれるかな。ありふれたモンスターすぎてスルーされるかな。
なぁ、その風景を記録するアイテム、だいぶお高いんじゃなかったか?
Q3.物語の敵(魔王、モンスター、ゾンビ化した人間など)についてどう思いますか?
――モンスターから採れる素材と、ダンジョンで採掘できる魔力石のおかげで、親父の借金を完済できたよ、ありがたや。こないだ、金色の魔力石を見つけたんだが、ギルドじゃ買い取ってもらえないんだ。くず石すぎて値段がつかないのかな?
Q4.あなたが物語の中の任務を完遂することにより、得られるものはなんですか?
※この問いに明確な答えが出れば、その物語の終着点(もしくは通過ポイント)にそのキャラがいることを示します。不明瞭なら、時間をおいて繰り返し尋ねることをお勧めします。
――ダンジョンボスを倒すと、難易度に応じてギルドから報酬がもらえるぞ。
え、単発の任務の話じゃなくて? 俺が冒険者を続けることで得られる結果?
うーん。食い扶持を稼ぐためにやってるだけなんだが。そういや、こないだ出会った暴風狼<ハリケーンウルフ>の長に言われたな。大昔の人間と魔王の約定に基づいて、人間の世界とモンスターの住むダンジョンを分けたのに、なんでわざわざ入ってくるんだって。子育ての邪魔だから帰ってくれって言われて、それは悪かったと思って引き返したな。
って話をギルドでしても、誰も信じてくれないんだ。モンスターが人語を話すわけないだろって。やっぱり、おっさんって孤独なんだよな。こんな俺に、人生をかけた任務なんてありゃしないよ。
……以上です。長い。そしてチートの匂いがするおっさんだ。
テンプレート設定を流用しましたが、この四つに答えるだけで、だいぶおっさんの住む世界についてお分かりいただけたのではないでしょうか。
※この質問に拙作のキャラで答えると、最終回ネタバレの可能性が大きいので控えました。分かりにくい例ですみません。
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という感じで、創作のひとつのネタとしてお使いください!
お疲れ様でした\(^o^)/