■ピッコマノベルズ大賞 ロマファン×悲劇の悪女のやり直し部門
〆切:7月7日(水)
サブテーマ:
#回帰(巻き戻り)#政略結婚 #家族・子育て
(サブテーマを一つ以上選択する必要があります)
無実の罪を着せられて処刑された女主人公X。生い立ちもまぁまぁ悲惨な、所謂「悲劇の悪女」ポジション。
彼女は人生をやり直したいと願いますが、閻魔大王様的な神様に叱られます。
閻魔大王のひとり:憤怒の神
お前の20年は確かに不幸だったかもしれない。
だがその20年で努力を重ね、財を築いた者、結婚した者、子を為したもの――さまざまに幸せを掴んだ者たちがいる。
彼らの人生まで「なかったこと」にする気か!
時を巻き戻せば、Xが以前とは異なる選択をして新しい人生を歩むように、他の者たちもまた、異なる選択をして異なる未来が紡がれることになる。
それは彼ら自身の選択の結果だとしても、「結ばれるはずだった男女から生まれる予定だった子どもたち」には何の責任もないことで、憤怒の神はこれを指摘する。
閻魔大王のもうひとつの側面である悲哀の神は、Xに同情を示した。
神の手の平には、本来の半分程度の長さまで溶けた蠟燭。
閻魔大王のひとり:悲哀の神
彼女の命は、本来天が与えた寿命の半分で、他者によって消されました。
本来ならば、あと20年ほど生きられたはず……なにかしらの救済措置があってもよいのではないでしょうか。
悩む憤怒の神に、「そういえば」と声を掛ける歓喜の神。
閻魔大王のひとり:歓喜の神
そういえば、この魂だったんじゃないか。何百年か前に、我らの過ちで失ってしまった「感慨の聖獣」を取り戻してくれたのは。
恩人には恩を返さねばならない。憤怒の神よ、本来ならお前が、幸せな生を歩めるようサポートしてやるべきだったのに、このような結末を迎えたのだ。今こそ我ら三名が力を合わせ、慈悲の神となるべき時が来たのではないか?
閻魔大王は、三面六臂の「慈悲の神」と変化した。
慈悲の神:
お前に機会を与えよう。
聖獣の卵を授ける。その卵はお前の胎内に宿り、お前の心の影響を受けて育つ。20年後、聖獣が孵化したとき、清らかな心であればお前をすべてのしがらみから解放し、お前に自由を与えるであろう。だが、邪な心を持った聖獣が誕生すれば、業火がお前の魂を焼き、お前の魂は二度と救われることはないであろう。
20年間、お前は誰の子を宿すことも出来ず、また絶えず感情を聖獣に注ぎ続けることから、感情を表すことが難しくなる。時が巻き戻れば歴史も変わる。お前の知識はほとんど役に立たない。我々も手助けしない。それでも、過去に戻りたいか?
そして主人公Xは赤ん坊から人生をやり直すことになる――。
あれ、これってロマンスファンタジーですかね?^^;
あはははは……。