皆様、ご無沙汰しております。
日々才能を磨き、文筆道を邁進しております。
ついに『聖女、グレる。』の第一章は完成しました。
〈第2回あなたの”好き”が読みたい 百合小説コンテスト〉
この戦場で生き残るため、25000文字削る大改稿。
さらに、ダークファンタジーとなり人間関係もシリアスになりました。
初夜の描写も限界を見極め、検閲が厳しかった時代の「古の秘技」を活用。
物語に不要なキャラは削除し、根底に流れる狂気も熟成され極上の味わい。
が、そんなことは些事である。
私は作家が必ずかかる病を患ったのだ。
「これって……面白いのか?」
まだ、締切まで時間はある。
推敲して、文章表現をより良くできるし、描写も足せる。
しかし、筆が全く動かない。
私はスランプに陥った。
が、そんなとき天啓が降りる。
「そうだ……少女探偵ものを書こう!」
〈カドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】〉
ほう、「漫画原作脚本形式」ですか……ふむふむ。
単行本1巻相当の5エピソード。ヤマとヒキ。
脚本は初めて書くけど、私なら一日で書けるっしょ!
が、甘かった……脚本の勉強をし、応募作品ができるまで一週間もかかった。
『少女探偵の回顧録~ヴァルキリーはつらいよ~』
爆誕! 即投稿、即応募。
令和を代表する最高の漫画原作脚本が書けた。
いつでも終われるように、エンディングは三パターンある。
もちろん、長期連載することも可能な構成だ。
【あらすじ】
超能力で事件を解決する少女探偵・小林カイコ。
その裏で、ヴァルキリーの山田ユリカが活躍していることを誰も知らない。
人間には存在を感じることができないユリカと、自信満々のカイコ。
すれ違う二人が織りなす、勘違い最強バディミステリー!
「脚本が面白すぎて怖い。もしや、私は怪物では?」
【コンセプト】
漫画ジャンルとして「ブルーオーシャン」であるミステリー。
その需要を、現代に生きる女子高生の「少女探偵もの」で席巻する。
一巻分(五話)は「サスペンス(三話)」と「ミステリー(二話)」で構成。
巻末の数ページで強い引きを描き、次巻への購買意欲を刺激するのが基本となる。
さらに、物語全体の縦軸として「ラグナロク」の謎に迫る。
北欧神話をベースにしたミステリーを展開し、長期連載に耐える物語とする。
「こんな漫画見たことない……私が神か?」
【世界観設定】
現代の日本・東京都。
その一角に存在する架空の街「皇市(すめらぎし)」が舞台。
皇警察署を中心としたサスペンス。(依頼者は主に警察署長)
私立皇学園を中心としたミステリー。(依頼者は主に理事長)
この二本の柱が物語の基本構造となる。
「いいや、天才だ! めっちゃ筆が乗るぅうぅうぅう!」
天狗? いいえ、事実です。ちょ、ちょっと、お待ちなさいな!
私の精神鑑定は、この史上最強の脚本を読んでから判断してほしい。
ぜひ良い医者を紹介してください。
「ハハッ!」
私の瞳が爛々と光る。
その爛れた瞳には、勝利の二文字しか見えない。とでも言うと思ったか?
「ごめんね、才能ありすぎて……ふひっ、ひひ、テッペンで……待ってるよォ!」
私はそう告げると、軽やかに脚本家の道へと飛び込んだ。