おしまいです。
長い間、応援いただき本当にありがとうございます。
あとがきでも述べましたが、エルマ将軍戦記は連載中に腰を痛めて一時期椅子に座ることすら大変になりました。その時に、カクヨムネクスト編集部には本来の契約よりずっと緩い更新ペースを許していただきました。このことは本当に感謝しています。
さて、本編の裏話を少々。お金の話。
作中で、帝国は「マール」という単位のお金を使用しています。
読みやすいようにおおよそ1円=1帝国マールになるよう描きました。
さて、気付いている読者もいると思いますが、帝国はドイツ(だけではないですが)をイメージした国家です。で、ドイツの旧通貨単位は「(ドイツ)マルク」。「(日本)円」は丸。そういうダジャレも込みで「マール」という名前に決まりました。どっとはらい。
初期の中のお値段
・銃
→おおよそ200万マール
・20代民間の年収
→300万マール
・マモト曹長
→700万マール
・エルマ少尉
→750万マール
・エルマさんの株による収入(事業収入は除く)
→月1000万マール
・エルマさんの軍事開発費
→年2億マール
・エルマさんの約束
→1出撃20万マール(各隊員)
名前の由来と意味
・エルマ・クルム
Elma:偉大な。神の誓い。ドイツ系の女性名。
krumm:歪曲した。ドイツ系の姓。
神の誓いで生まれた偉大にして歪曲した生まれの人物です。
・アーデルヘルム・フォン・フルス
Adelhelm:気高い擁護者。
von:貴族に付く出身を表す前置詞。
Fluss:河川。
名前の通り帝国の擁護者です。フルスは治める土地から由来した言葉とするため意味を持たせませんでした。
・マモト
由来なし。
東方系の混血で、「誠」が訛った形。
男女としてよりエルマさんの心意気に惚れていた。時間がもっと経過したら変わるかも。
・カピバラ
由来なし。
というか、あだ名です。最後まで本名不明だった人。
ひょうひょうとしていましたが、本編でも最期まで付き合った。
・カエデ
由来なし。
こちらも東方系の混血。「楓」が元。
隠密部隊の給料はエルマさんのポケットマネーですが、皆さん年1500万~3000万マールほどもらっています。お高い。
・二二五小隊
西部方面軍第二師団第二大隊所属第五遊撃小隊。正式名は結構長い。
・ヤンティス大将
Jantis:尖った槍。
頼りない非主流派を体現する人物。しかし、その中身は……?
・アントーニオ・コスタ親分
Antonio:非情に貴重な。
costa:お金が掛かる。海辺。
王国を中心に活動していたアントーニオ組を率いるマフィアの親分。出身は王国ではなく南方。イタリア系のお名前です。
・ジルベール警部
Gilbert:明るく名高い。
出番の少なかった警部。戦争の話だからしかたないね。王国人。フランス系のお名前です。
・ハーゲン中佐
Hagen:(動詞habenに混同して)持っている。
西部方面軍第二師団第二大隊指揮官。持っている人でした。
・ハインリヒ少佐
Heinrich:力強い支配者。
爆薬大好き。マモトの幼馴染。
・ライナート・フォン・アインホルフ
Rainart:強い決断。
Einhorn:一角獣。アインホーンとするのが正しいかと。
北部貴族の御曹司。俺様。ツノのような髪が名前の由来。
・フローレンス・ドイル
Florence:繁栄する。
Doyle:邪悪な異邦人。
本編ラスボスお姫様。まさに邪悪な異邦人。新大陸は英語圏のお名前です。
・ヴィクトル・ヴィクトロヴィチ・プーシキン
Виктор:征服者。
Викторович:父称。
Пушкин:大砲。
東で戦った将軍。ガトリング砲が三台あればエルマさんに勝てると思った。
・オットー・フォン・シュタイン
Otto:富。財産。ばかでかい。
Stein:石。
西部方面軍の無能中将。そのくせ実家は強くて動かない。ばかでかい石ころです。
ロベール・ジョリ
Robert:輝かしい名声に満ちた。
joli:素敵な。愛想のいい。
西側の無能将軍。信頼していた部下に殺されるなんて……!
・ジョフロア・ボワイエ
Geoffroy:平和の領域。
Boyer:牛飼いの方言苗字。
王国の野党指導者。平和な地方で政争ごっこ楽しい、という皮肉を込めています。
いや、人数多いですね。書くの意外と大変だった。
ちょびっとでも楽しんでもらえれば嬉しいです。それでは!