無事完結しました。
七話完結の短い話でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
先にあとがきだけ読んでくれたかたも、ありがとうございます。
もしコミカライズされることがあれば衛藤ヒロユキ先生にお願いしたいです。
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「ていうか、ほんとに元のニティカと似てるんだよね。しゃべり方が変になった以外は」
「ええ?」
「思い返してみれば今のニティカになるずっと前にループ?打開しようとして、パンを尻にはさんで右手の指を鼻の穴に入れて左手でボクシングをしながら『いのちをだいじに』って叫んでたりしたし」
「それはマジで何があったんだよ」
「似てるでしょ?」
「なんか思ったより話のレベルが高かった」
「つまり元々変だったってこと」
「……俺の責任、少し減った?
「ボクからすると、急に『俺』って言い出した時も、まあニティカならそういう日もあるかなって」
「幼馴染への信頼が深すぎて観察眼が死んでる。ていうか話聞いてると、異世界から転移したよりはニティカの別人格だったという話の方がしっくりしてやだな。アイデンティティークライシスだよ」
「でも、さすがにその語彙は元のニティカからは出ないと思うよ」
「それもそうか」
「あと前のニティカよりも、かわいげがあるよ」
「天然美少女に勝ってるかわいげってなんなんだよ。はあ、なんか、じゃ、あとよろしく!みたいな感じであいつに消えられたの、腹立たしくなってきたな」
「ええ」
「ちゃんと弱いところ、見せろよ。あいつだって辛かったはずだろ。悔しいはずだろ……」
「今のニティカにはちゃんと見せたんじゃない。バトンタッチする形で」
「もっと言葉で示せよ……」
「ボクだって元のニティカに頼られたかったな」
「……」
「ずるい」
「なんか矢印の向きがややこしくなってきた」
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ちなみにニティカの綴りはNythicaで、Cynthiaのアナグラムです。
いのちをだいじに!(別れの挨拶)