ミカヅキ

　勝正の死から始まった一連の事件も落ち着いた頃、響を含めた羽澤家の面々は、怪奇現象を専門に調査する組織と面談していた。 　羽澤家に起こりうる可能性を聞いた響たちは、子どもたちの未…

　羽澤夷月が自室に帰ると小学生の幽霊がいた。 　日常に飽き飽きしていた夷月は幽霊が訪れるのを心待ちにするように。幽霊の訪問が当たり前になった頃、学校の机に奇妙な手紙が入っていた。…

　専攻医になったばかりの「僕」は、ある夜異世界の公爵令嬢アメリアの体に憑依してしまう。アメリア本人が残したのは、絶望を書き綴った日記と「結婚したくない」という悲痛な願い。「僕」は…

「骨は隣に埋めてくれ」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054891822228 　こちらは上記作品の続編になります。先に上記作品を読んでいな…

　安定職を求めて公務員になった久留島零寿。 　しかし配属されたのは機密性が高い謎の部署。不安を感じつつも配属先に向かった久留島は、今まで縁遠いと感じていた、オカルト事案に関わるこ…

　光る石を調査せよ。そんな指示書を持って、久留島零寿は新幹線に乗っていた。隣の席には暇つぶしについて来た先輩、双月。 　一人で調査するよりも先輩が居てくれた方が頼りになる。しかし…

　ケガレが大量発生する事件から数日後、透子が入院する病室を訪れた久遠。そこで透子とのわだかまりをなくして一息つく久遠だったが、平凡な日々は長く続かない。 　突撃してくる生悟、遊び…

　魔族と契約し、人間には使用できない魔法を使うことが出来る存在。それが魔女。膨大な魔力と魔族という不吉な存在を主に持つ故に、いつの時代も魔女は恐れられ、狩られてきた。 　人間を憎…

　逢魔時対策課。 　それは知る人ぞ知る秘密組織。 　夕方から現れ夜になると活発になるケガレという化物を退治するため日々業務に励む第十七班。 　仕事がなさすぎてお取り潰し目前、流刑…

　夜鳴市は夜になると現れる化物――ケガレが多く出没し、それを退治するため、猫ノ目、鳥喰、犬追、蛇縫、狐守の五つの家が夜の街をかけまわっていた。 　両親が死をきっかけに、猫ノ目に…

夜鳴市には夜に出歩いてはいけないというルールがあった。 夜になるとどこからともなく黒い塊が現れて、人に取り憑くのだという。 そんな町には黒い塊――ケガレをはらう五つの家があった。…

現実世界×異世界×情報争奪戦×魔法×BL×短編集 短編集に収録していましたが多くなってきたので分割。

オリアナの恋は叶わない。 彼女の愛する人は、彼女のことを覚えていないから。 公爵家嫡男ヴィンセントは、とても優しく一途で、理想の恋人だった。 当たり前に続くと思っていた最愛の恋…

超短編×エロ×グロ×ファンタジー×日常×レストラン 【注意事項】 下記必読 【あらすじ】 腹を空かせて死にかけていた｢私｣を救ったのは、片目を失った主人だった。 大きな洋館に…

2000文字以内という縛りの本編にはいらない番外編置き場。 いつか本編かけたらいいな。ってものも混ざってます。 詳しくは目次をどうぞ。 ※さらっとＢＬ混ざってるので苦手な方は注…

この作品には仄暗いツーンや暴力ツーン、背徳的ツーンがあるので、心に余裕がある時に雨の音を聞きながら読んでください。

神と六柱の精霊に守られた世界で、探し求める旅路の物語。 第一章―神官タウと護衛官ゼータは、様々な願いを叶えるほどの力を秘めた「黒いカケラ」を追う旅を続けていた。危険を伴う「カケ…

　少年は孤独だった。少年は少女を追いかけ、一人、化け物屋敷と言われる古びた日本家屋へと歩みを進める。 　そこで出会ったのは、「陰陽師」を名乗る黒服の者達だった。国内能力者管理課—…

どこにでもいる普通の中学二年生佐京は、ある日下校途中で妙な空間に迷い込んでしまう。 困惑する佐京の前に現れたのは、突然着物姿の少年に襲われる。 更に目の前で繰り広げられたのは、妙…

　様々な種族が暮らす世界に「異種双子」という不思議な存在がいた。彼らは同じ日、同じ時間、同じ紋章を持って別の場所で、異なる種族で生まれてくる。片方が必ず人間であることから「人の国…

その世界に生きる彼らの小さな断片の話たち。Magic×Cyberの短編集です。

【どういう作品？】 異世界でまことしやかに囁かれる噂をただかき集めただけのもの。 よくオカルトとかにあるフォークロアを真似してみたもの。信じようが信じまいがみたいなもの。 発想の…

欧州での激しい争いとは裏腹に、とある大国には未だに火の手が及ぶことは無かった。 しかし悩みを背負う者達にとっては、それだけでは決して平和とは言えない。 各人が抱える大小それぞれの…

神々が、化け物が、あらゆる異種族が住まう世界――グレゴリオ。 ハイドリヒ王国、第五王子アルベルト・アリア・プリンツ＝ハイドリヒは豪勢な王宮の端っこに住まう王子だった。 誰もが彼を…

ある日、極東の島国で、北の魔女は可愛い男の子を生みました。 その日、西の果ての精霊の国から、麗しき魔女がやって来ました。 美才の魔女の腕の中で、魔女の子は、自分の未来も知らぬ魔女…

毎日、私が何をどこまで読んだか書くだけ。 感想はちょこっとだけ。毎日0時更新予定。 勝手に読んで勝手にリンク貼って勝手に感想書いてるだけです。 この世はリンクフリーだと信じてや…

自己肯定感を少しでもマシにするために、日々やったことを書いていく報告書のような日記。 たまに報告以外の語りが入るよ。 ※休止につき完結済み。

カクヨムでふらっと読んだ作品を、ゆるめに語るだけのあまり意味はない独り言。 何読もうかなーって迷った人が、ちょっと読んでみるか。って気持ちになったらいいな。 と思いつつも、それ以…

大人に見捨てられ蔑まれた子供は、ある日不思議な雰囲気をもつ男児カイルと出会う。 カイルに『クリス』と名を与えられた男児は、カイルに話し方から日々の暮らし、勉学に至るまでたくさんの…

とある農村で家族と共に平穏に暮らしていた少年エーレンフリート。しかしあることがきっかけで、彼は自称化け物の青年に引き取られることになる。 エーレンフリートは、次第に人外達との不可…

派手な外見、派手な功績、派手な語り口。 ディーレには何もなかった。 しかし、彼は確かに功績を残したのである。 これは、ディーレの残した功績を手記と共にたどる物語。 彼が聞き届…

妄想も、理想も、感情も。それによって起こる感傷も代償も。貴方を愛して後悔した時は無いと分かっているから。どんな貴方でも愛するって、離さないって決めたんです。

幾度も世界は滅んでいる。 幾度も世界は再生している。 誰の意思で世界は滅び、また息を吹き返すのか。 四つに分かれた大陸に数多の思惑は交差する。 行き着く先ーーそれは、過去であ…

望みなどなかった。願いなんて要らなかった。 ただ、あなたが隣にいてくれたのなら。 例えそれが、終わりが定められた幻想だとしても───。 15歳の冬、突如現れた自分と同じ容姿をした…

悧巧 千妃路は己の人生を平凡で凡庸なものだと信じていた。───少なくともその日までは。 ある日、少女は自身に残忍なもう一つの人格が出現した事に気付く。チトセと名乗る彼女は千妃路の…

その世界には大別して四つの種族がいた。 【神】は高貴な天上の者。【刀】はその一生を他人に使われる奴隷。【人】は寿命という枷を嵌めた万種の元素。【鬼】は多様な形と生き様を魅せる者。…

いや、書評終わったから好きなこととりあえず始めようと思っただけで。 好きなことを好きなだけ、雑多に語ります。 感覚としては交換ノート(世代がばれますね)。コメントを頂戴できると…

平々凡々な日々を送っていた神戸　秀。 そんな日常は、ある日、突如として崩壊する。 集められた、数十人。神だと名乗る少女は微笑む。 そんな中後輩である東　由宇は、ただ嬉しそうに笑っ…

人と異種族が共に暮らす世界 人間のカリム、ワーウルフのラルスは公私ともに良きパートナー。 だが、２人には種族という高い壁があったり、なかったり。 人間や異種族や異種双子を巻き込ん…

少年は謳う。自分は神を屠る者と。我は知恵にて厄を踏む者と。 少年達は叫ぶ。この手で取り戻すべき人がいると。 少年少女が叫ぶ。この物語は仕組まれた惨劇であると。 ――――行く…

とある酒場に集う、二十人の能力者。彼等はある日、一人の少年と出会う。 それはパンドラの箱庭による、二十人と一人の聖戦の始まりだった。 「少年少女の仕組まれた惨劇」から暫くの世界…

そして少年は奔るを知り、遺すを知る――生贄になるために生きた少年と、生贄で作られた男の、ほんの少しの日常譚。その遺恨。 前作「捨てるに覚える子の慟哭を」→https://ka…

──4月19日、火曜日。 僕、日向蓮(ひむかいれん)は、人体自然発火現象によって焼死した── 何の変哲もない普通の人間だったにもかかわらず、突如として焼死してしまった少年、蓮。そ…

自主企画にて参加頂いたカクヨム作家さまの小説を書評させて頂いています。積み重ねが自分と、誰かのためになると信じて。 ※注意書追記あります※ 企画元 https://kakuy…

青春×現実世界×異世界×BL×情報 異世界を統べる「大罪」、現実世界を守る「協会」、両者から情報を得る「機関」、 そんな三つ巴情報系、異世界交流物語 異世界と現実世界の水面下の…

オカルト趣味の幼馴染みに付き合わされて訪れた祠で、香月七海は謎の美少年に出会う。 その出会いがきっかけで、いままで実在しないと思っていたオカルト事件に巻き込まれることに。 20…

あーそこの人、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、時間ある？ 怪しいものじゃないよ。学校の自由課題で調べものしてる、ただの学生。 俺の場合は、異種族について話を聞いてるんだ。 異…