お話が第3章に入りました。1950年、ライプチヒメッセが主な舞台です。
第1話でエリザベートがワアワア言ってるニュールックとは、添付写真(神戸ファッション美術館発行)のようにスカートがボリューミーな流行のことです。
ナイロンのストッキングですが、この当時はまだ「長い靴下」みたいな感じで、ガーターベルトでウエストから吊ります。パンティストッキングの開発はもっと後の時代です。
私は大学での専攻は国際政治だったのですが、ここ10年くらい、ファッション史にも関心を持ち研究しています。ファッションの流行と政治経済にはすごく密接な関係があって面白いです。戦争はもちろん、ポンペイの発掘、ツタンカーメンの発掘などもすごく流行に影響を与えるんです。
さあ、深紅のシルクタフタ、どんなドレスになるでしょう。私は研究の一環(趣味)で昔のドレスの再現を作ったりしますが、シルクなんて手が出ません。安いポリエステルサテンを使います。