@microscope

茅野晃は高校二年生。大学進学のためのスキップレポート執筆のため、日系宇宙コロニー、サンライズ７を訪れた。 だが、到着早々、彼の周りで頻発する事故。そして、どの現場でも彼を観察する…

大学生の十束は、友人の青柳に誘われて秋葉原にある奇妙な喫茶店に迷い込む。 その喫茶店には千冊を超える蔵書と読書魔のウエイトレスたち、そして奇妙な客がいた。 本を中心とした彼らは都…

(不定期投稿) 現実世界とはまた違う世界。エルフや獣人などの亜人、魔族や魔獣が存在する世界。 そんな世界の勇者と魔王の戦いが神話として語られるようになった時代。文明が近代化へと…

　社内システムをワンオペしていた佐藤愛は、社長交代を機に解雇予告を受ける。 「正気ですか？」 「コスプレ女が一人で管理できるシステムなど誰にでも管理できるだろう」 　退職後、…

旅の剣士スマは、夜の道で出会った男から、血の匂いを嗅ぐ。辿り着いた旅籠で、ハバという剣士が新月の夜に剣術の手合わせをしており、彼に勝てば仕官できると聞いたスマは、ハバの剣術に興味…

地球連邦が成立し、宇宙に人類は進出していた。 しかし土星を中心に地球連邦からの独立の機運が高まり、地球連邦宇宙軍の支配が及ばない「非支配宙域」が生まれていた。 地球連邦軍はこの非…

アラサー女子の恋の話。1500字で簡潔に完結。

毎週金曜日に執り行われるちょっと大人のお祭り。 水ぎわ一門プレゼンツ 【桃色花金ナイトフィーバー】参加作品です。 仁志水ぎわさんから発表されるレギュレーションに従って、ちょっと…

　仕事がうまく行かなくて趣味も楽しめなくなっている、社会人のすみれ。自分に自信がないすみれはある日、直上の上司から「飲み」に誘われる。 　誘われたお店は、まさかのコーヒー屋だった…

研修医の北川先生が担当することになったのは、救急車で運び込まれた若き外務官僚さんでした。研修医さんと患者さんとの恋の小話と、ちょっと不思議なあひるちゃんのお話。 ※小説家にな…

※ただいま辻褄合わせや文章の手直しをしています。場合によっては大幅に話を変えるかもしれませんのでご了承下さい 2025年8月 「やはり、加護無しじゃ誰も相手にしませんって」 …

ブラスバンド部所属の地味な女子に頼まれ、演奏の撮影と録音に協力することになった陰キャメガネの僕。 自分の練習をそっちのけで撮影に熱心に協力してくれる彼女。 だが、彼女が楽器を握ろ…

　時は昭和。高校生の繭子は、幼馴染の「一生のお願い」を叶えるために、神社の樹に実るギンナン泥棒をするはめに。 　しかも、その銀杏の樹は、繭子が幼い頃から恐れる「神様の樹」であった…

エイプル王国の王女によって、剣と魔法の世界に突如召喚された地球人、栗須譲二（ジョージ）。 彼は中世レベルの異世界で地球の知識を活かし、様々な改革を成し遂げていく。 その発明は多岐…

仲間から追放される訳でもなく、寝取られそうな幼馴染がいる訳でもなく、だから復讐もなく。程々に強いがちやほやされる訳でもなく、悪い奴もそんないない異世界で必死に生きるタナカタケシの話

『目立ちたくない。』 その一言を信条にクラスの中でその他(モブ)として生きてきた男子、影山亨。 そんな彼のクラスが、典型的な勇者召喚に巻き込まれた。 国民からの期待、 自分が特…

【予測不可能な展開と驚きの結末があなたを待つ……！】王宮に出仕するために生まれ育った村から王都へ向かう途中、サキは王太子ウェンリィと出会う。王宮に着いたサキは新しい生活への期待に…

　家の神社の裏にある禁足地に勝手に踏み込んでしまった小学生アストは、女子高生の姉カナデと共に異世界サイクレストへと飛ばされる。その世界にある三つの大陸のうちの一つソーディアン大陸…

　夏休みに行われた天文地学部の流星群観測合宿から突然姿を消した走（かける）。 幼なじみの突然の失踪を心配する奈津希（ナツ）だが、顧問の先生も、また走の父もその行方を教えてはくれな…

　貧しい者は真っ当な武器を持てず、命を懸けて戦おうとも、冒険者として大成することはできない。 　三流冒険者ディーンは、魔獣と戦うことよりも荷物運びや魔獣の解体などの補佐に徹する《…

謎の天変地異「運営放棄」により、人間に神が憑依する「ログイン」の奇跡が失われて少しの時が過ぎた異世界エウロパ。 ここに生きる人間たちは「レベル」と「ステータス」によって序列がつ…

転移十年目。最初こそ心躍るファンタジー世界も十年は夢から覚めるのに十分な時間だった。 十年間、日本への帰還の方法を探していた主人公トール（輪鎖　透）は帰る術を見つけられず、ついに…

過酷な運命に弄ばれ、世界を呪っていた私に、濃霧の朝、不思議な出会いが訪れた。（「濃霧の朝ーSIDE Aー」と対になるお話です）

現状に漠然とした不満を感じ、大学を休学してバイクで旅に出たボクはある日不思議な女性と出会った。 （「濃霧の朝ーSIDE Bー」と対になるお話です）

僕は生まれつき頭の回転が早かった。でも、空回りする自分のことは大嫌いだった。

魔王クラノスが人類に宣戦布告して十年。 強大極まりないクラノスの軍に劣勢に立たされ、退っ引きならない状態に陥った王国は教会の持つ禁断の秘奥、英雄召喚の実施を決定した。 召喚され…

チート能力あげるよ、ほら使えよといわれるとなんか使ってやるもんかって気になりませんかね。 タダより高いものは無い。 もらい物の力でイキるのは格好悪い。 そんなひねくれ者だがある意…

関小玉――。 希代の天才と呼ばれ、後に「紅霞宮」に入り、千年先まで名を残す皇后となった女性である。 彼女が後宮に入る以前の記録は少ない。一兵卒から出世を重ね、女性として初めて将官…

〝我を捕らえよ！〟 　突如太陽系外から飛び込んできた謎の超高速異星船は複数言語でそう発信し、まるで地球人を誘うように太陽系内を飛び回り始める。 　秘密裏に出動する各国の捕獲部隊、…

【公式レビューいただきました！&16kPV達成！】火星観測隊の基地を突然襲った大規模な爆発事故。 出張のため基地を離れ、偶然生き残った落ちこぼれ技官の辻本と、ぼっちの女性医師メイ…

おばあちゃんの死が、引きこもりだった僕を外に連れ出した。 思いもよらない場所へ……。

繰り返し見る悪夢。血だらけの少女。 突然、現れた謎の少女は僕の過去を知っているようだった。 僕自身が記憶の底に沈めた「あの事」を少女はなぜ知っているのか。 少女の正体はいったい。…

嫌い、嫌い、嫌い。 自分が。毎日が。生きていることが。 全部が嫌い、嫌い、嫌い。 あたしは、もう二度と、 子どものころみたいには笑えない。 泣くことも、もうなくなった。 …

※以前あげたものより大幅改稿しました。更新は不定期と思われます。 　天才プレイヤーの月見健吾は、怪我を期にコートから姿を消した。そんな彼は東京イシュタルFCのマネージャー佐竹…

母を亡くし、料理屋 五十鈴に引き取られていた小夏（こなつ）。 不遇な生活から抜け出せたのは、菓子屋 千寿堂の主、伊織（いおり）に見初められたから。 だけど。 結納金は、五十鈴…

親友の通夜に出席した青木は、早すぎる死に呆然とし親友との日々を回想していく。通夜の開式が迫る時刻、夏だと言うのに黒いセーターを着た女性が会場へと入っていく。しかし彼女は、式の途中…

ゆあん様の自主企画『筆致は物語を超えるか』参加作品です。 秋田葉太はかつて「捨てるのがもったいない」が口癖の女性と交際していた。しかし彼女はある日突然彼の元を去ってしまった。 …

　かつての恋人と受け持ちクラスの生徒。顔立ちも雰囲気もまるでちがうのに、なぜ似ていると感じるのだろう。 　――先生、すごいね。なんでもお見とおしだ。 　そうじゃない。ほんとう…

社会人一年目の渉が気になるのは、同じ職場の営業事務の茅子。地味な見た目で動作が遅く転んでばかりいる茅子だが、仕事は完璧で、メガネをはずすと実は美人で!? 真面目に一生懸命頑張る…

ピアニストを目指す奏水は、目標としていた芸大へ進学したものの、完全に目標を見失っていた。 レッスンに集中できず、いらつく心を慰めてくれるのは、彼女の姿だった。

高校生の美月は早朝の枝垂桜が咲く上賀茂神社で、変わった絵かきに出会う。 彼に惹かれる美月だが、自分は恋をしないと呪文のようにとなえる。 美大を目指す美月は、新任美術教師に進学相談…

十二になる周は国元よりはるばる一月をかけ、東京へやってきた。元藩主、今は華族となった深水通武の世継ぎ真之介の小姓となりに。しかし、そこで出会ったのは意外な人物だった。 廃藩置…

ダイヤモンドプリンセスの乗船客手記です

【月刊雑誌での小説連載が決まりました！】 都内の大学院に通う大学院生の宗（そう）は、高校から付き合っていた彼女と別れたことをきっかけに、心機一転、隣の県に引っ越すことを決める。一…

ある年の暮れ。ポスドクだった俺達は所属していた大学の研究室を解雇される。手元に残ったのはわずかな貯金と実験ノートのコピー。暖を取るために立ち寄ったコーヒーショップで、俺達は7人で…

小国の王子だったシンキは異民族の侵攻により国をなくし、わずかな手勢とともに落ち延びる。 祖国の再建を目指し、流れる青年達の冒険物語。

奴隷狩りに捕らえられた少年は商人に買われ、冒険者の道を強要される。 冒険者適性が壊滅的になかった少年は仕方なく、誰でもなれる（そして一番死にやすい）魔法使いとして迷宮に挑むのだ。…

カドカワBOOKS様より1、2巻が発売中です（第2巻はweb版とは少し展開が異なります） https://kakuyomu.jp/publication/entry/202003…

花丸和奏が小学６年生の時に地元の祭りで務めたのは、『ハナタカ』だった。 その時の記憶に良かったことはひとつもない。一緒に務めた芦屋清彦との仲もサイアクだ。二度としたくない。 そ…