神様から授かったチート能力を「そんなムシのいい話があるか」と突っぱね、あえて使わずに生きる。この一点だけで主人公の人柄が伝わってくる、痛快な導入です。
楽な近道を選ばないぶん、知恵と行動力、そして周囲の人たちとの関係で一歩ずつ状況を切り開いていく姿が丁寧に描かれ、読むほどに主人公の成長と積み重ねの重みを感じられます。都市づくりや政治の駆け引き、避けられない戦いなど、物語のスケールは章を追うごとに大きくなり、千話を超える長編なのに読む手が止まりませんでした。
ひねくれていながらも芯の通った主人公と、神様の思惑がずれていく様子も見どころです。
最終章「夢の終わりへ」まで来ているだけに、更新が滞っているのが本当に残念です。どんな結末を迎えるのか、続きを心から楽しみに待っています。
最初は単純なテンプレから逃れたい物語なのかと思ったけど、そんなものではなかった
途中まではそれなりに物語をしているが、中盤からは雲行きが怪しくなる
人間や、国の考え、感情までもに理屈をつけて、それらを理解しているような主人公が、アームチェア‐ディテクティブをしている様な雰囲気を感じる
勝手に感じているだけだが現代風刺に感じられる描写が多く、途中からは物語が表現したいものというより、論語のような内容になる。
要するに、1話ごとに1つのテーマについて、主人公を通じて筆者の考察が垂れ流されるようなもの
テーマの提示は一応物語の内容に準拠しているがまあどちらを主張したいのかは読んでいればなんとなくわかる
①色々な人の感情や、行動原理に理由をつけて行く事
②それなりに納得出来る理屈が並んでいる事
③ただし、それが本当に正しいのかは無理数が本当に無理数であるかを証明するかのような難しさであるため、最後は信じるしかないところ
この辺りが宗教のように感じる。考え方は非常に面白い。基本皮肉が効いていて捻くれている点も好き