もぐもぐしてるよ(牛丸 ちよ)

売れなかったら？　みーんな粗大ゴミですね。……なんですかその顔。私が心配になった？　なぜ？　ええ？　怪しい身辺整理とかじゃないです。初対面でメンヘラ扱いですか？　あはは、怒ってま…

変な夢を何度も見る相談をされたが、いつからか見なくなって解決したらしい。彼女は幸せそうで、なによりだと思った。すべては自分の勘違いだろう。

毎朝バスに乗れない幽霊を見る。その正体が数日前に事故死した人間だと知り、未練でもあるのかと声をかけたら、その日から現れなくなってしまった。本当にそうだろうか？

冷蔵庫の幽霊のせいで眠れないと相談を受けた主人公は、実物を見にいく。

小指から生えた植物の芽を、小指ごと鉢に移し替えて育てる男がいる。 それは水をやっても育たない。

相談を受けて幽霊画を見にいくと、確かに臭い。絵の呪いか、物理的な問題か、どうやって解決しよう？

「この妖怪の前では怖がらないように。もし怖がったら、《二人に分裂して》《持っていかれる》から気をつけてね」 忠告されたのに、結局そうなってしまった。 生き延びるかわりに失ったもの…

次の日になるとみんなに忘れられてしまう。そんな呪いを受けた人と出会ったら、どうやって助けてあげればいい？

私は、妹の皮膚と一緒に成長しました。 皮膚の妹も、私と一緒に成長しました。

「神を見て目が焼けた。神と共に暮らす島」かつて、盲目の民たちはそう歌った。受け継がれた「幸せになるための桶」は、いまや誰も近寄ることのできない呪物に成り果てている。

小学校三年生のとき「狐の窓」を知って、周りのみんなを見てまわったんですよ。妖怪がいるかも、とね。 でもまあ、いないんですなこれが。親も、先生も、クラスメイトも、誰を見ても人間。だ…

あー、その顔。注射針だって、モバイルバッテリーだって、その辺で用意した小道具かも、って顔してますね。私のこと、危険な妄想に取り憑かれた女だと疑ってるでしょう。

都市伝説をでっちあげたら本当になってしまった配信者は、友人を呼び出してこっくりさんで解決しようとゴリ押しする

もしもし、私メリーさん。 いま、ナミビア共和国の海岸にいるの。