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【真夜中の創作話#19】『アッシュ』で一番書きたかったシーン

『アッシュと11人の家族』今週は、
274 もういい
275 アッシュvsハイジ①
276 アッシュvsハイジ②
277 出会わなければ、
278 愛なんて知らずにいられたのに
【第11章 総力決戦】
279 すべてを守る①
280 すべてを守る②
281 すべてを守る③
上記の通り投稿しております。

セイバー団との決戦もいよいよリロチーム、グレイの戦いへと移っていき、総力戦となります。
どうかブルーオーシャン一家を応援してもらえるとうれしいです。


では今回語るのは、『アッシュ』で一番書きたかったシーンです。それがまさに今週投稿した、アッシュvsハイジの場面なのですよ。
これを語れるまでずっと待っていましたが、長った。でも今となっては、もうここまできたか、という思いが強いです。


戦いながら(乱戦しながら)愛の告白をする、という演出にずっと憧れがあったんです。いつか書いてみたいと思っていました。
今回それがアッシュとハイジで実現できて、そして自分が想像していた以上に書ききれて、とても満足しています。

バトルの苛烈さと、あの無口無表情だったハイジがどんどん激しい感情を剥き出しにしていくという、ダブルの躍動感・緊迫感・熱量でエモーショナルを爆発させることができたんじゃないかなって思います。
そう、思ってもらえたらうれしいです(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

ハイジはね、相変わらずクールではあるんですけど、これ以降アッシュに関することに対しては感情を顕にしていきます。


ただ、本当は告白じゃなくて、プロポーズしたかったんですよ。そのために物語中盤くらいでアッシュとハイジは恋人にしようと思ってたんですけどね。
アッシュがおバカじゃないですか。そしてなんやかんや、鬼人族である自分を気にしている。
こんな子が、さっさと付き合えるはずがないって気づいてしまい、告白という形に。

私いつも物語の終盤も終盤になって男女をくっつけるから、たまには早めにくっつけて幸せラブラブでも書いてやろうと思ったんですけど、今回もダメでした……(笑)
その目標は次回以降に持ち越しですね。


なんと言いましょうか。
関係性を重視するタイプの物書きとしては、恋人になるまでの過程をていねいに書きたいんです。
外国文学や洋画によくある、事件を解決したとたんにキスかます男女だとか(直前まで男女関係の描写は薄く、相棒感が強い)、好きとか愛してるっていうのは二の次でなんとなく体の関係持つとか、そういうの本当に「????」ってなるんです。
どうしてそうなった、と。

あ、でも。酔って体の関係を持ってしまったふたりが、だんだん惹かれ合っていく――というタイプの話は好きです。その後ちゃんと関係構築を描かれますからね。私もいつか書いてみたいです。

このような描写を見かける度にジャスミン王女の「私はゲームの賞品なんかじゃないわ」って言葉がちらつきます。

だからなかなか恋人にならないし、話が伸びるんだろうなあって反省です。はい……。


書きたいこと、テンポ、尺って、物書きの永遠のジレンマですよね。


とにかく、アッシュvsハイジのシーンは、書いていて一番楽しかったです!みなさんにも楽しんでもらえていたら幸いです!
ここまで、長々とおつき合い頂きありがとうございます。
次回の近況ノート更新は《6月21日》です。
それでは良い週末を。

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