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読書日記 2025年11月28日

 あいかわらず、Amazon kindle で本を積む日々です。

 生来、眼が悪いので(加えて歳のせいもある)、最近はすっかり紙の本はご無沙汰です。本文級数11級なんて文庫本を読もうものなら、眼精疲労待ったなしなありさまなのです。老眼鏡を作れって話な気もします。

 おかげで、文字の大きさが自在にできる電子書籍に走るのですね。場所も取らないし、結構結構。

 ちなみに、級数というのは字の大きさを現す単位でして、これは写植の活字やDTPに用いられております。1級が0.25mm。ざっと手元の本の文字の大きさを知りたければ、(ベタ組の場合)4文字分を定規で測ればすぐに分かります。たとえば4文字測って14mmなら、14級という具合です。3.5mm角ぐらいの文字ってことです。

 とはいえ、画集なんかは紙で揃えております。それもまあ、過去に買ったものをだいぶ処分してしまい、今では新しく買うのは、鈴木康士の画集くらいなんですけど。

 漫画もほとんど電子でして、唯一、鶴田謙二だけは紙で買っている。先日、『モモ艦長の秘密基地』の2巻が出てびっくりですよ。1巻が出ても、続刊をみんな諦めて待つのがデフォだというのに……やったね!

 さて、そんな電子書籍万歳な読書生活ですが。最近、カクヨム関連で2冊ほどの小説と漫画を読みました(やっと本題だよ、長いね)。

『気まぐれな神の罰当たりな寵愛』
『月刊コミックフラッパー 2025年12月号』

 ――です。

 小説は汐屋キトリさんによる和風ファンタジーのライト文芸、漫画は黒澤主計さんの短編『ババ抜き雪女』を原作としたコミカライズです。

 どちらも前回、カクコン10での受賞作ですね。

『気まぐれな神の罰当たりな寵愛』は、和風ファンタジー・恋愛もの・キャラ文芸……という、自分の読書体験からはかなり遠いところに位置するジャンルの作品なこともあり、なかなかに新鮮でした。

 ついつい僕は、外面というか外圧で話を動かすことを考えがちなんですけど、体はあんまり動かなくても、内面の揺らぎや葛藤で話って作れるんだなあとか、作劇の勉強にもなりました。エモいっていうの?

『ババ抜き雪女』は、なるほどコミカライズってこんな感じで創られるのだなあと思いながら読みました。1万字の小説が、40頁の漫画にちょうどおさまるのだなとか、見開きの配分を原作小説と突き合わせてみたりとか……座学目線です。

 で、よく見たら。途中のコマにオチに繋がる画が入っていたりだね……こういう演出は、漫画(や映像)ならではだよねえ。文章だけだとちょっと難しいかも。

 もうひとつ、電子書籍の読書の話がありまして。

 ブラックフライデーセール・3ヶ月間月額99円に釣られまして、 kindle unlimited に入りました。いろいろとつまみ食いをしております。

 で、栗本薫の『グイン・サーガ』があるんだね! 懐かしい……たしか、イシュトバーンがアムネリスを救い出していい感じになるみたいなあたりで読まなくなったんだよなあ――というわけで、1巻『豹頭の仮面』から読み直しです。

 ――読み始めてすぐ。ちょっと、びっくりしました。

 いわゆる、WEB小説でやっちゃいけないことと言われる書き方で、いっぱいなんですね! よく分からない雰囲気プロローグに始まり、描写を層状に厚く重ねるくどくて長めの文体(栗本薫の持ち味でもある)、なかなか見えてこない状況……同じ書き方をしたら、たぶんWEB投稿作だと読者付かないんじゃないかなあ。脱落する人が多そうだ。こういうの、昔はわりと、普通だったのですけどね。

 僕はもっとくどくてめんどくさい翻訳小説なんかを大昔は読んでいたこともあり、そういう意味も含めてなんだか新鮮。楽しく読めております。

 ちなみにグイン・サーガ、意外と漢字が少ないんだなというのが新たな発見でした。みなさんのお書きになるWEB小説のほうが、よほどいろいろと難しい漢字を使っております。「おー、それまで開く(漢字を仮名書きにすること)んだあ」て感じです。星新一みたいに、徹底的に常用漢字でのみ書くというのとも、また違うみたいですね。

 さて。

 週が明ければカクヨムコンテスト11が始まりますね。今年はまじめに参加するぞーとはりきっていたような気もしますが、なかなか準備は整っておりません。まあまだ、やる気の種火は残っております。

 一応、1本短編は用意してある――と言いますか、公募で外した作を加筆修正したものをすでに仕上げてあります。投稿するのは、7,000字ほどの……ホラーらしい。

〝らしい〟というのは、本人はホラーのつもりは毛頭ないからです。しかし、いつも通りにジャンルの指定に困りまして。チャッピー君とかに読ませて「ジャンルどれだろ?」と相談したら、全員(gemini や grok や cloudeたち)「ホラーだ」と言い張るじゃあないですか。なので、ホラーということにしました。自分の中では現代ドラマなんだけど……まあその辺の話は、またおいおい。

 ではまた。

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