レビューへのお返事ができないため、こちらでお礼をさせて頂きます!
小野塚さまのレビュー
https://kakuyomu.jp/works/2912051606432548890/reviews/2912051607488454473
横溝先生へのリスペクトが漏れてしまっているのにお気づきになられた上、過分なるお言葉に恐縮しつつ、書き手冥利に尽きます!
せっかくなので、なぜ横溝先生が好きなのかをつらつらと語ってみようかと思います。
もちろん、今の時代のミステリーも傑作揃いではありますが、あの時代だからこそ構築できる設定がありますよね。
スマホも科学捜査もないから、論理的思考だけで組み立てていく推理……現代だと、電波の届かない孤島でもなければなし得ない、純粋な推理があるんです。
さらには、時代背景的に、今とは倫理観の違った人間関係や価値観。
そして、「関東大震災」「第二次世界大戦」という、人間社会の持つ恒常性の概念が壊滅的なダメージを受けたところの変化。
そういった、現代とは違う『影』なようなものが、物語の重厚さを際立たせています。
それから、横溝先生の語り口が好きなんですよね。
人間のもつ業に焦点を当てる重々しい物語であるのに、言葉は分かりやすくてやわらかいんです。
そこに、横溝先生の包容力のようなものを感じて、安心して読めてしまうんですよね。決して悪い結末ではなく、『大団円』を見せてくれるという信頼というか。
金田一耕助シリーズが未読でしたら、まず『黒猫亭事件』をお勧めします!
本格的な推理と同時に、金田一耕助のおちゃらけた面と、「エンタメ」に振り切ったストーリー展開で存分に楽しませてくれます!
長くなりましたが、『井守ノ匣』のシリーズは、私の中で大切にしていきたいシリーズですので、また書いていこうと思っています。
構想はあります!
今後もお付き合いをいただけますと嬉しいです!
最後までご覧いただき、ありがとうごさいました!