「死者の名を背負う者」をめぐる、現代神話SFファンタジー・シリーズ。
2009年、カリフォルニア大学サンディエゴ校。
死んだはずなのに講義へ遅刻する大学生ダニエル・カーターと、名前を持たない赤髪の兵器少女が出会う時、忘れられた神話は再び目を覚ます。
1944年、ロスアラモス。
戦争を終わらせるための火を作ろうとする若き物理学者、傍受文書に奇妙な予言を見つける日系アメリカ人通訳官、そして東欧の戦場で古代の記録を奪取する若きアンドレイ・ヴォルコフ。
マンハッタン計画、広島、冷戦、古代文明の帰還が、もうひとつのオデュッセイアを形づくっていく。
これは、記憶、名前、人格、喪失、そして「人は何を背負って生きるのか」を描く連作です。
収録作品:
『流亡のシーシュポス』
『凱旋のオデュッセイア』
各作品は独立して読むこともできますが、あわせて読むことで、同じ世界に隠された歴史と神話の輪郭が少しずつ明らかになります。
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