つい先日、取引先の受付での出来事。
アポの確認で待機中――
受付で女性に、
「あっ、左手の指に何かついてますよ」って伝え、
その言葉に不思議そうな顔をして左手の指を眺める女性
「ほら、そこ、何か薄っすら細い」
女性は自身の指を凝視する。
「ほら、ここ」って俺も自分の指を使って彼女に示す。
彼女は自分の指と俺の顔と俺の指を行ったり来たり、ランダムに散らばる視線。
彼女は可愛らしさに一雫、星の流れる軌跡を描いたような二重の瞳で俺を見つめて無言の交錯。
そんな彼女に俺は不敵な笑みを浮かべ、左手の指を宙に一本、ひらひらと仄かに翻弄《あそば》させ一言、囁いた。
「――見えません?星間を紡ぐ赤い一閃が。貴方と僕の」
場は、度し難い空間になりました。
因みに、そこの受付の子じゃなくて、
アポ待ちしてた別の会社の初対面の可愛い子(笑)
間髪入れず、
鬼の形相の部下から頭をハタかれました………。