真琴微と申します。
こちらを読んでいただき、ありがとうございます。
今回の作品は、タイトルから不遇な結末を迎えることは推測できるかと思います。
小タイトルの10話をみて、ありきたりの死ぬ死ぬドラマと思われた方、大変残念ながら作者の罠に囚われましたね。お悔やみ申し上げます。
個人的になのですが、悲劇のストーリーでも完全悲劇では終わらせたくはありません。
作られたキャラクターとはいえ、その後の人生を不憫に暮らして欲しくないと思うからです。
なので、この物語の最後はこの形で終わらせました。
今回この2人はとてもよく動いてくれました。
掛け合いもとても楽しそうですし、ごく短期間で急激に密着してくれています。
その分、事実を知った時に、その瞬間の2人の気持ちは計り知れないだろうな、と考えながら書き進めました。
なお、小説を書くにあたり「ストーリー構成を作るにあたってモデルを作るべき」と考えた時に、このストーリーの核となる事象を現実世界から集めました。
その一つが、今回の物語の登場人物の父とその子ら2人の環境。これは私が現実世界で同じことが起こりうる環境を作り上げてしまっています。
私には腹違いの子供が男女で1人ずついます。
子供達は、その事実を知りません。
年齢も5歳ほどしか変わりません。
子供達が社会に出た際、この小説のような稀有な事態が発生しないとも言い切れないのです。
この物語では父は何も語りませんが、私はまだ語れます。
君には、兄がいるんだよ、妹がいるんだよ、と。
この世の中には、知る必要がないもの、知らなくてよかったもの、知るべきもの、知りたかったもの、いろいろあると思います。
どれが正解かはわかりません。
伝えれば会いたくなる人もいると思います。
特に興味ない人もいると思います。
シングルマザー側の子供は、恨んでいるかもしれません。
そう考えると、伝えることの難しさしか残らないのです。
正しい道は、まだ見つけることができません。
この作品の結末は、そのような私の心の希望があるのかもしれません。