湖城マコトです。本日投稿の最終話をもちまして、「私の前世を鬼が殺した」は無事、完結いたしました!
読者の皆様に、この場を借りて心より感謝申し上げます。
始動が遅かったこともあり、当初はコンテストの締め切りに間に合うのか、文字数の下限である80000文字を越えられるのかなど、不安が付きまとっていましたが、蓋を開けてみれば、原稿は余裕を持って完成し、最終的な文字数は約105000文字と、まったく問題なかったですね。
本作の構想自体は、実は3年前ぐらいから存在していたのですが、当時は長編として書くだけのアイデアを膨らませられず、作ったプロットや設定はしばらく眠りについていました。
しかし、今回ナツガタリで学園ミステリーの募集があることを知り、今こそ完成させる時だと一念発起し、こうして完成まで漕ぎつけることが出来ました。そういった経緯もあって、作者としてもとても感慨深い作品となりましたね。
作品の裏話も少しだけ。
ネタバレ防止のため名前は出しませんが、終盤で事件への関わりが判明したあの二人の名前の秘密ですが、実は名前だけではなく、名字にも仕掛けがあり、弓道に関係した名字となっています。弓道に詳しい方は、もしかしたら早い段階から、あの二人に疑念を抱いていたかもしれませんね。
また、一蒼の名前の意味は作中でも語られている通りなのですが、芙蓉の名前にも、メタ視点ではありますが、意味が込められています。
「おりぐちふよう → 降り口不要」途中で降りず、最後まで突き進む。そういうキャラクターであってほしいという願いを込めて、こういった名前になりました。作中の設定ではなく、あくまでも作者目線のお話にはなりますが。
弓形家の面々を始め、名前というものを強く意識したのも、本作の特徴の一つですね。
本作の執筆と完成で、また一皮むけたような気がします!
この経験を、今後の活動にも生かしていきたいですね。
私の前世を鬼が殺した
https://kakuyomu.jp/works/16818792437271188011