「成し遂げた……」
ルノフェンは、椅子の背もたれにだらしなくもたれかかる。
「分割版の作成、校正、予約投稿。全部、全部終わった……」
魂が抜けたかのように、ぼんやりとした声色だ。
カフェの店員が、気に留める。
一切気づかない。それほどの、大仕事だった。
ぼーっとしながら、三十秒。
「ハッ」
ふと、我に返る。
すっかり冷めてしまったコーヒーマグを持ち、ごくごくと飲む。
それもすぐに飲み干し、ぷはー、と、息を吐く。
「あとはこれをオドに渡せばおしまい、だね」
日記を閉じ、回収する。
六冊目の日記だ。ここまで、長かった。
席を立つルノフェン。
足早に会計に向かう彼の日記から、ハラリと紙片が落ちた。
紙片には、こう書かれている。
『
分割版の投稿に伴い、未改稿版はレガシー版となります。
校閲の都合で、一部描写に変更が入っております。
分割版は、特にシステムエラーがなければ2025/08/04 12:00にページが作成されるものと見込まれます。
レガシー版 https://kakuyomu.jp/works/16817139558516715302
分割版 https://kakuyomu.jp/works/16818792436936622097
よろしくお願いします。
』