この度、拙作である『信じて送り出した愛娘が追放されて帰ってきた ~一緒に冒険をやり直している内に、勇者は勝手にざまぁされていくようです~』が無事完結を迎えました。
ですので、当作品について少しばかり語らせていただこうかと。
まずは感謝を。
この作品が完結まで続けられたのは、読者の方々の応援あってのことです。
レビュー、応援、コメント、そしてギフト。様々な形の支援が春風の助けとなりました。
この場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
当作品はカクヨム様で八月中旬に始まった毎日投稿キャンペーンをきっかけに始まりました。
それまではカクヨム様で活動する意欲はあるものの、どのような作品を作ればいいのか分からず……プロットを組んではそのまま放置するというようなことを繰り返していました。
しかしカクヨム様にケツを叩かれたことで、急いで何かを投稿しなければという気になりました。
その際、一番春風が書きたいと思えた作品を急遽投稿することに。
きっかけが大事、という好例ですね。
ストーリーラインややりたいことは予め決めてありましたが、それ以外はかなりライブ感で書きました。
そのおかげで良い面や、悪い面が生まれ、春風にとって大変勉強になりました。
次回作にはその経験が生かせれば、と思います。
主人公であるアルドとピルカのガイスト流親子は、よく頑張ってくれました。
アルドは父親として相応しい活躍を。ピルカは物語を進めるエンジン兼ムードメーカーとして話を大いに盛り上げてくれました。
二人が積極的に動いてくれなかったら、投稿のペースは今よりずっと遅かったことでしょう。
しかしアルドに関しては概ね投稿できた内容で満足なのですが、ピルカに関しては少しだけ心残りが。
ピルカは剣術以外にも優れた面がいくつもあったのですが、それは物語の構成上披露する機会がありませんでした。
人柄を活かした交渉術なんかも書けたらよかったのですが……そこが少し残念です。無念。
サブキャラも、もっと活躍させてあげたかった。
話の構成上父娘がメインになることは仕方のないことですが、全員もっと目立てる目はありました。
特に過去のパーティメンバーであったヴァリアとエルシュは、展開次第では更に活躍できる場面があったのですが。
残念ながら話が辿ったルートにそぐわず、お蔵入りとなってしまいました。
読者の皆様から寄せられた意見としては、ガリオを暴れさせすぎ、というものがありました。
ざまぁものゆえ、ある程度は仕方なかったのですが……確かに主人公たちが追い詰められるパートが長かった気がします。
その代わり思う存分フルボッコにできたので、それはそれで気持ちよかったですが。
次回作以降の課題にしたいです。
総括。
書いてて楽しい作品でした!
捻りのない冒険譚やチャンバラは、書いてる側からしても胸のすく代物でした。
ざまぁも、ヘイトを稼いだ分は発散できたかな、と。
現代ファンタジーものとしては、王道な作品が書けたのではないでしょうか。
春風としては大満足です。
最後に、重ねて感謝を。
この作品が完結まで至れたのは、どう考えても読者の皆様のおかげです。
感想返しは春風のコミュ障が勝って途中からできなくなってしまいましたが、余さず読ませていただいてます。
何が面白かったのか語っていただけますと、励みにも参考にもなります。
こんな自分の作品でも評価してもらえるのだと、自信にもなりました。
読者の皆様。サポーター様。そして、書く場所を与えてくださったカクヨム様。
改めて、本当にありがとうございました!
次回作は、まだ考案中です。
どんな作品が春風の適正なのか図りかねておりますが、なるはやでお届けできるよう頑張ります。