『花恋風月 ~永遠の今~』
「第一章: 色褪せた解像度」を公開いたしました。
周りが眩しい未来へ進んでいく中、自分だけがバグのように取り残された予備校での日々。
息が詰まるような現実のノイズをイヤホンで塞ぎ、冷たいSNSの濁流を漂う主人公の花ですが……。
さて。冷たい情報の海から少しだけ目を離して、どうかこちら側(明月楼)へお越しください。
ログイン(読了)を果たされた皆様へ。
昨日、プロローグで絶対零度の視線を向けていた氷の若旦那が、もしも貴女を「特別なお客様」として出迎えたなら――。
今日から3回にわたり、彼が直接ご案内する『明月楼・秘密の館内ツアー』をお届けします。
まずは、夜桜が舞う「門の前」から。
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「初めまして。この明月楼を営んでおります、風月蓮と申します。
……随分と、外の騒がしい現実でお疲れのようですね。
四角い画面の冷たい光から目を上げて。今宵はどうか、ここでゆっくりと羽を休めていってください。
貴女が心から寛げるよう、私が極上の夜をお約束いたしましょう。
……さあ、どうぞ中へ。
一度この門をくぐった以上――貴女を現実(むこう)へ帰して差し上げるつもりはありませんが」
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プロローグの冷徹さとは打って変わった、若旦那の「完璧な接客モード」。
この甘い微笑みの奥に、どれほどの重い愛と孤独が隠されているのか……本編で少しずつ暴かれていくのをお楽しみに。
▼ 冷たい現実に疲れたら、いつでもこちらから昭和の世界へログインを。
https://kakuyomu.jp/works/822139846092526470/episodes/822139846112968364
※次回は、明月楼の「玄関」へと貴女をエスコートいたします。どうぞお楽しみに。