幽世谷の連携能力
|鳥羽朔《とば・さく》/十八歳
雨織の狩人。〈|風読《かぜよみ》〉で空気の乱れを感じ、遠くの移動や伏兵の位置を推測する。見えないものを断定する力ではなく、経験と地形の知識が欠かせない。
|丹羽岳人《にわ・がくと》/二十歳
火継の若い職人。師匠の補佐として炉を任される。〈|熱替え《ねつがえ》〉で、触れた二つの物の間に熱を移す。火を無限に生む能力ではないが、霧を作る、金属を冷ます、燃焼を遅らせるなど、準備次第で用途が広がる。
春斗が重視したのは、強い能力者一人ではなく、弱点の異なる力を重ねることだった。彼の指揮は派手な必殺技ではなく、情報、退路、役割分担の積み重ねで成り立っている。