ここ最近、話題にされていることに関する個人的な見解を少しだけ。
ネガティブな内容を含みますので苦手な方は回れ右、でお願いします。
また、後日にこの投稿を削除するかもしれません。
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まず、某元首相襲撃事件における宗教の関わりについて。
この事件における犯人は、特定のカルト教団によって家庭や人生を破壊されたとされ、メディアやSNSで再び注目を集めています。
しかし、だからといって「宗教」そのものを悪とみなして、槍玉にあげるのは間違っていると思います。
もちろん、全肯定で「宗教」は素晴らしいものだと布教するわけではありません。
ここで問題とされているのは「元統一教会」ですが、この団体はキリスト教をベースとした韓国発の新興宗教です。
けれど、この教団はキリスト教の聖典である「新約聖書」を改竄して、創立者を新たな救世主とし「武器信仰」(銃火器による武装や制裁)を是としています。
(旧約聖書はユダヤ教の聖典なので別物です)
また、悪いうわさや理不尽な活動もあり、ヨーロッパのヴァチカンを本拠とする真っ当なキリスト教(派閥や分家はあれど)からは当然「異端」とされています。
これに関しては否定も擁護もしません。
とはいえ、人類の歴史において「宗教」の存在が人々の心の支えとして成り立っていたのは間違いありません。
そもそも日本人は「無宗教」だと世界から言われ自覚しつつも、結婚する時はキリスト教的様式でチャペルで神に誓いを立て、葬式には仏教的様式でお寺で死者を送り、正月には神道である神社で一年の終わりと始まりを迎えます。
全世界を見ても、これだけちぐはぐな宗教観を受け入れているのは日本人だけでしょう。
その時点で日本人の、良く言えば生真面目さや適応力、悪く言えば脳死、同調圧力の弊害が表れています。
同時に、日本人が現在進行形で受け入れている「宗教」のひとつに「マスク教」があげられると思います。
数年前から猛威を振るう新型コロナですが、律義で真面目な日本人達がずっとマスクをしているにもかかわらず終息する気配はありません。
それでも、「マスクをしていれば感染予防になる」「マスクをし続けるのは日本国民としての義務に伴う風潮」「一時の我慢で将来的に打ち勝つ」と根拠のない自信と浅はかな希望を振り翳します。
これは「新興宗教」や「戦時中の自己犠牲」の煽り文句とまったく同じなのだと気づいている日本人は、(一部の聡明な人を除いて)おそらくいないことでしょう。
そして希望とされたワクチンは結局、一時しのぎどころかブレイクスルーで意味をなさず。
結果的に、状況は改善されることはなく私たち若い世代、子ども達はマスクに囚われ個性を失いました。
人が人である所以。
他の動物や生き物たちと決定的に異なる「人間」である誇りや尊厳。
それは「顔」や「表情」だとされます。
キリスト教信者の多い海外でマスクが敬遠される理由はそこにあります。
この先十年、日本人はきっと「人」であることをやめるでしょう。
日本という国が衰退し滅んでいくさまを見届けられるのも、ある意味ではわびさびとも言えるのかもしれませんが。