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荒野と薄明

風は荒野を裂き
雨は岩を穿ち
枝は裂け 川は奔る
大地はうねり 沈黙は軋む

山は崩れ 海は吠え
森はざわめき 空は呻く
光と闇は
絶え間なくせめぎ合い
砕け 重なり また砕け
その轟きが日々を満たす

夜は沈み
雲は垂れ
月は翳り
星は眠らない

東の稜線に
薄明の兆しがにじむ

見えぬものが
ひそかに
息をしている


音に、音はない第53話:
https://kakuyomu.jp/works/16818792435869696813/episodes/16818792439270877212

4件のコメント

  • おはようございます。
    ワンちゃん(栗ちゃん?)にもおはようございます。妻が「何の犬種なの?」と興味津々で聞いてきました(笑)。
    いつも拙作を応援していただき、本当にありがとうございます。
    そして朝から素敵な詩をシェアしてくださり感謝します。どうぞ良い一日をお過ごしください。
  • アサバハヤトさん、おはようございます!
    はい、ボーダーコリーなんです。ただ、この毛色はちょっと珍しくて、大半は白黒ですよね。私は子どもの頃からこの色が好きで、青空や白い雲、緑の葉や桜の花と並んだときに一番きれいだと思っていました。
    そして、不思議なご縁で、ちょうど私が一番必要としていたときにこの子に出会ったんです。
    予想通りというか、やっぱり写真映えも抜群でした~いつもありがとうございます!
  • 厳しく辛い時と希望の予感がする詩、素晴らしいです!(解釈を間違えましたら、申し訳ございません汗)

    ああ、クリ君……!(#^.^#)
    勇ましい!
  • 写真も詩も、表したかった気持ちぴったりでした!理解は間違ってませんよ〜、褒めます褒めます😊
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