久遠れん

いままでいただいたコメントなどへのお返事だと理解したのですが、綺麗な言葉がお返事への葛藤として綴られており、心に響くものがあってとても好きだな、と思いました！

八重桜が主人公のお話で、柔らかな雰囲気で物語が進んでいきます。
日本の春の温かくて優しくて、穏やかな日々が綺麗な文章で描写されていて、とても素敵な読後感でした。

随所に散りばめられた歴史ネタが、物語の点と点となり、それらが線で繋がった瞬間の気持ちよさは作者が歴史に詳しいからこそなせる技だと思いました。 ふんわりとでも第一次世界大戦中あたりの…続きを読む

作者の知識に裏打ちされた経済学などの描写がとにかく面白いです。 難しい専門用語の単語も噛み砕いた上で違和感なく作中で説明されるため、本作を読むと「あれ？　ちょっと頭がよくなったかも…続きを読む