新作紹介】『遠里小野橋を渡る風』――思い出を置き去りに、対岸へ。
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今回は、新しく公開した短編『遠里小野橋(おりおのばし)を渡る風』のあらすじをご紹介します。
◆ あらすじ
2007年秋、55歳で希望退職を受け入れた津田康一は、かつて通い慣れた大阪の「遠里小野橋」に立ち、大和川を眺めながら学生時代を回想する。
1970年代半ばのキャンパス。彼はある読書サークルで、エキゾチックな瞳を持つ先輩・吉原麻美に惹かれていく。ある夜、彼女の下宿で唇を重ねる二人。しかし、活動の心労と重い持病にボロボロになっていた彼女の「過酷な現実」に直面し、康一は逃げるように去ってしまう。社会人2年目の夜、この橋の上で一度だけ再会し、交わした言葉が最後となった。
激動の会社員人生を終えようとする今、康一の胸に去来するのは、あの夜の甘く切ない風の冷たさだった――。
大人のためのノスタルジックな人間ドラマです。ぜひ足をお運びください!
https://kakuyomu.jp/works/2912051601990966037/episodes/2912051601991172545