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「片割れ公女は家門を創始するようです -追放された公女は憧れの人の名を世界に刻む-」解説 然について

 然とは火や水、土など自然に存在するありとあらゆる物質に宿る超自然的な力の総称。

 世界の創造者、造主が世界を創造した時はまだ何色でもない純然な力の塊だった。

 火、水、土、風、木の力を司る始まりの楽徒が創造されたことで然に指向性が生まれ、世界に自然と生物が満ちていくごとにその性質が変化していった。

 この然を用いて水を操る、風を生み出すといった超常的な現象を引き起こす術が「然術」である。

 基本の然術はその場にある水や土、風を操るといったものがほとんどだが、修練を積んで腕を磨けば何もないところから水や風を生み出すといった人間離れした業の行使も可能となる。

 しかし、然術は誰でもどんな属性のものでも使えるわけではない。


 個人が保有する然の性質は生まれながらに決まっており、その性質に合ったものしか行使できない。

 また、然術を行使するだけの然を持っているかも先天的に決まるため、術を発動するだけの然がなければ然術を行使できない。

 然術を強化したり自動で然術を発動させる道具、「然具」というものもあり、これを使うことでより強い術の行使や生活の利便性を向上させることもできる。

 まさに人の営みになくてはならない大自然の恵みなのだ。

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