・@Ryuzy様。ギフト継続ありがとうございます!
いただけると、やっぱり嬉しいギフトです。
ここでまた下手なことを言うと、またラーメン12杯(多分次やるとか言ったらもっとくるな……)というアホなことをやる羽目になるので、自重します。
感謝! 圧倒的感謝!!
・ありす甲子園2026 作品を引き続き募集中です!
https://kakuyomu.jp/user_events/2912051604147923420↑自主企画参加URLが変わったので、こちらでお願いします。
タグで「ありす甲子園2026」を付けることや完結済みなど、ルールを確認されると嬉しいです。
現在参加が確定している作品はほとんど読み終わったので、まだまだ大丈夫です。
色んな作品待ってまーす。
・ありす選評用サンプル(生贄)作品の解説という禁忌
守銭奴メイドは姫様のため
https://kakuyomu.jp/works/2912051601775298588自分の作品を自分で解説をするというのは、滑稽だな!←自虐。
えーこの作品はありす選評ってこんな感じだよというサンプルのために書きおろしたものでして、
前提として、公募に出すつもりも、なんらかの賞を狙うつもりも、☆を増やしてバズってやるというつもりもなく、本当に好きで書いた作品です。
遊び心全開なこととファンタジー苦手なこともあって、不足している情報もあります。
なので、ちょっとネタバレ全開の解説を記しておきたいと思います。
万が一今後読みたい方は、ここから下は飛ばしてください。
△△△△以下ネタバレあり△△△△
・名前の法則
この物語に出てくる、名前があるキャラクターを羅列します。
グレミオ
グノー
グワン
グラム
グリン
グァムスルト
グリエール
グレース
シア
↑本日の主役。
こうして並べてみると、違和感がありませんか?
シア以外、「グ」から始まっています。王族に関係のあるキャラクターは、グで始まるという決まりがあります。今決めました←嘘だろ。
という冗談はさておき、本編を読まれた方は知っていると思いますが、シアは略称なので、本名は「グレイシア」です。
彼女は血筋は王族の系譜ですが、王族を抜けた両親のもとで、貧困に喘ぎながら生活をしていました。
だから彼女にとって、生きるために一番必要なものはお金です。お金が無く、喧嘩をする両親を見てきた。お金さえあれば、おいしいご飯が食べられる。両親だって、仲良くしてくれる。
彼女にとってお金は、好きな物ではなく、生きるために最も必要なもの。
グァムスルトに迎え入れられ、シアは王族に復帰するのですが、ただの姫になることは拒みます。
生きるためには、自分でお金を稼ぐ力がいる。
そう考えた彼女は、王族の証たる「グ」で始まる名前を、捨てることにした。
だから、彼女はグァムスルトに呼ばれた時に「シアとお呼びください」と言った。
という前提があります。
・グレミオとシア
過去に、グレミオとグレースは一緒にグワンを育てた仲ですが、グレミオが帰る日に、グレースは熱を出します。
なのでこの日は、シアがグレースのフリをして、グレミオと会いました。
この日に魔物に襲われて、グレミオがシアをかばい、シアは魔物を追っ払います。
なのでグレミオにとって、五年後に再会したシアは初対面ですが、シアにとってグレミオは命の恩人として覚えています。そしてグワンも、シアが助けてくれたことを覚えているので、シアのことを「グレース?」と不思議がるんですね。
そしてグレミオは、シアの癖である、髪を掻き上げる仕草にドキッとしていたんですね。
ここの部分は、情報提示が少なかったので、混乱をしやすい部分かなと思います。
・この物語のもう一つの可能性
9話でシアがグレースに変装し、グレミオの告白を受けるシーン。
ここではグレミオはセリフを忘れましたけど、それには理由があります。
グレミオは、かつて気になった髪を掻き上げた女性が、実はシアだったと薄々気づき始めていました。
なので、グレースに求婚すべきか悩んでいた。
しかも、最後の告白相手が、グレースに扮したシアだと気づいてしまった。
なので、動揺してセリフが飛んだというのが物語の展開で、まだグレースを嫁がせたくないグァムスルトは、嬉しそうに失格にしたんですね。
で、もしこの物語を恋愛特化にして、読者満足度を最大限に引き上げる展開があるとしたら、きっとこういう展開です。
自分が本当に好きな相手は、シアだっと気づくグレミオ。
そんな中、グレースに変装した告白の相手は、シアだということを見抜いた。
グレミオは言う「俺が本当に好きなのは――シアさん、あなただ」
シアがグレミオに惹かれていることを知ったグレースやグァムスルトなどが、みんなで祝福する。
二人は幸せなキスをして終了。
HappyEnd
・なんでそうならなかったの?
もしそんな展開になったとしたら、どうなるかと僕は考えました。
多分、シアは逃げるな、と。
彼女は人を信じません。一番信じるべき、両親に頼れなかった幼少体験がある。
なので、グレミオに王子様的な告白をされても、その場から逃げ出すか、「ごめんなさい」と無様にフるだろうと、そう考えました。
人は信じられない。信じられるのはお金だけ。まだその価値観は、彼女の中で根強く息づいていると感じてます。
じゃあ、シアが幸せになるには、どうしたらいいのかと考えました。
シアの根本的な問題点って「自分は幸せになる資格はない。幸せを信じられない」という価値観なんですよね。
お金は幸せの道具ではなく、生きるための糧。人を信じても、幸せにならなかった。両親から愛されていなかった。そんな考えが、彼女の根本にあります。
彼女にとって明日って生き延びる対象でしかない。ただの生が数珠つなぎにたまたま繋がっているだけのもの。
グレミオに告白されてはっぴーえんど。それもいいのですが、彼女が本当の意味で幸せなのかどうか、疑問が残るんですね。
・シアが本当に得た物
それは言ってしまえば「明日を楽しみに待てる心」なんですね。
幸せって、その瞬間だけのものではないんだと思います。
今日だけでなく、明日も楽しんでいいんだっていう、未来に対する期待感。
明日はもっと楽しくなるなんていう、波紋が広がるような気持ち。
グレミオは努力を続けて、シアに会いに行くことを誓います。
グワンの言葉ごしにグレミオの気持ちを聞いて、いつか会いに来てくれると、シアは信じる。
この未来への予感こそが、シアが本当に幸せになるための条件だと感じました。
辛い事しかなくてお金しか信じられない少女が、初めて人を信じる。
初めて、明日が訪れることを楽しみに思う。
だから、シアの最後の台詞は「好きです」でも「愛してる」でもないんです。
「信じる」なんです。
自分の意思で、自分が幸せになることを許した。本当にグレミオが会いに来るかなんて、未来は誰にもわからない。
それでも「信じる」ことができる。
そんな楽観的な確信こそが、幸せなんだと思います。
・グレイシアという名前が呼ばれる意味
グワンがグレミオの声真似をして「グレイシア様が好きだ」と言った時、シアは涙を流します。
それは、ただ好きな人に、名前を呼ばれた以上の意味合いがあります。
彼女は、自分の名前はもったいないと、自ら切り捨てたので本名を名乗りませんでした。
なので、「グ」で始まる構図からは仲間外れになります。
でも、物語で彼女の名前が明かされることは、ただ真名がわかった以上の意味を持ちます。
彼女は自ら拒絶しましたが、「グ」の一族から拒絶されてなんていなかったんです。
始めから、彼女はグレースたちの家族でした。だからこそ、シアは「私は本当の姉ではない」と拒絶しながらも、グレースはずっと、シアの幸せを願い続けていました。
お姉ちゃんの幸せを祈るのは、直接ではないとはいえ、妹なら当然ですよね。
ここは本当に僕の実力不足で、描くべきシーンを省いています。
シアが「グレイシア」として受け入れられているという証明として、魔物を倒した後にグレースはもう一回「シアお姉ちゃん」と呼ぶべきでした。
魔物を倒した後に、グァムスルトが「お前も大切な俺の娘だ」と、シアを抱きしめるべきでした。描写していないだけで、この出来事は起きているはずです←描写しろや。
この物語を書き終えた時点で24000字くらいだったので、そこから4000字削ったことで、その描写を省いている僕の全面的な責任なんですが、本来であれば必要なシーンでした。僕の実力不足です。
つまり彼女の真名が「グレイシア」だと知れたことの意味って、彼女は最初からきちんと家族の一員だったと、わかる構図になっていたということです。
……ちなみに、この伏線というかギミックって、公募では絶対やっちゃだめですよ。遊び心でやりましたけど、誰も気づかない伏線は、意味をなしていないのと一緒ですからね←ならやんなよ。
まとめますと、シアにとって「グレイシア」という真名が呼ばれたことって、複数の意味をもつんです。
・捨てて来た、本当の名前を知ってもらえたこと。
・本当の自分を、見つけてもらえたこと。
・好きな人から、名前を呼ばれたこと。
・王族たる「グ」の一族として、始めから受け入れてもらえていたこと。
誰も気づかないとしても、複数の意味合いを持つ伏線って、けっこう好きです。
でも、
伏線は気付かれるように記す方がいいと思います←おい!
・この物語で描きたかったこと
この物語って一見すると、不幸だった少女が王子様に見初められる恋愛ファンタジーなんですけど、
本当に描きたかった意味合いとしては、
「お金しか信じられなかった少女が、自分が幸せになってもいいと、許せるようになる話」なんですね。
なので、グレミオに告白されてハッピーになるシンデレラストーリーではなく、自分の意識で幸せを感じられる物語の方が相応しい。
そう感じながら、記した物語でした。
物語を誰かに読んでもらうものとするならば、読者が喜ぶものを書くべきだと思います。それは正しい。プロを目指すなら、なおさらそうです。
まあでも、この物語が書きたかった。シアが誰かの力じゃなく、自分の意思で幸せになることを選んで欲しかった。
そんな願いの物語だったんですね。
ということで、つらつらと蛇足的に語りましたが、僕はシアが自分の意思で幸せになろうと、前向きになってくれたことで満足です。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
△△△△以上ネタバレあり△△△△
・本日のチャーハン(!?)
最近買ったオートクッカーで作った全自動チャーハンです。
うん。
僕が作ったものより美味しかったです。