初夏。
処女作である長編を書き上げ、次の題材を探していたころ。
せっかく書くので、広く読まれたい。
そのためには知名度が必要。
そうだ。
拍をつけるために、賞に出そう。
そうして、イケオジ小説コンテストへの応募を決めたのでした。
またこのとき同時に、漫画原作コンテストへの応募も考えました。
カクヨムへの掲載は、漫画原作、イケオジの順番です。
ですが、書き始めたのは、逆でした。
というのも、イケオジ「小説」を深く考えたことが、これまでなかったためです。
そのため、初動は早かったものの、執筆をはじめるまでには時間がかかりました。
これは私の作法になります。
クライマックス、あるいは「もっとも盛り上がるシーン」が、頭の中で再生される。
生き生きとキャラが躍動し、名言が飛び出し、強いカタルシスによって感情が揺さぶられる。
まず、ここを妄想します。
あとは、そこに向けて、逆算で舞台を整える。
アイディアを出し、並べ、足し、削り、掛け合わせる。
プロットをどう組むかに、時間をかけます。
ここは、楽しくもあり、苦しい時間。
考え付いたアイディアを、できるだけ多く盛り込みたい。
でも、それが浮いてしまうのは、ノイズになる。
なので、物語の必然となるよう、互いを関連させる。
すべてのシーン、すべての設定が、他の場所への伏線や深堀りとなるよう、組み合わせていく。
そこまでできてはじめて、本文を書き始めます。
まずは、印象的なシーンから。
プロットを上書きするように、置き換えていく。
ある程度埋まったところで、レビュー。
バランスを取り直し、整合ミスを修正し、説明になってしまっている文章を事象に置き換える。
今回、原稿は23稿までいきました。
これが多いか少ないかは、わかりません。
ただ、「書き上げたと思ってからが、本当のスタート」というのが、私の信条です。
なので、どうしても、改稿の回数は増えてしまうのでした。
ちなみに、カクヨムへの掲載時には、第10稿前後だったと思います。
そして、この週末も、この数字は1つか2つ、増えるのだろうなあ、と予想しています。
さて。
近況ノートにあるまじき長文。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いします。