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1-7 「堕天の夜」

俺は、ためらいなく左腕を引き千切った。
骨が砕け、肉が裂ける音が天上の静寂に響く。
鮮血が宙に散り、白い羽根に赤い線を描いた。
ゼウスコードとの接続が途切れ、頭の奥で響いていた声が消える。

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