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雑記

◯サブキャラ

自分の小説、サブキャラがあんまり活躍しないんですよね。

例えば「訪問聖女と黄金の杖」ではサブキャラはたくさん出てきますし、サブキャラ同士の関係もきちんと決めてあって、サブキャラだけで話を転がすこともありますけど
以降の作品ではそれが満足にできていないように思います。
主人公の周りしか書けておらず、周囲の人間関係の描写が足りず、物語に奥行きができていないように思います。

もちろん物語自体の短さも要因ではありますけど、
長編の中でも、例えば「底辺配信者ですが~」は、しずく以外の活躍がほとんどなくて、エミリーを主人公にしたサイドストーリーをやってアメリカの探掘者たちと仲を作っておけば、その探掘者たちがしずくと交流する可能性もあるわけで、もっと深い話が作れたんじゃないかと思います。
あと、エミリーにしずく以外の友達いないんですよね。作品に出てくる限りでは。そういったところも全体的に狭いと感じました。

この前ストック分完結のお知らせを出した訪問聖女の次の次の作品も全部で10節ですけど、主人公・ヒロイン2人の周囲の物語に終始しているという印象です。こちらは主人公とヒロイン2人だけの視点でやっているのである程度は仕方ないかもしれませんが、それでも設定のわりに早く終わってしまったという印象が拭えません。

今書いている、訪問聖女の次の次の次の作品はまだ第3節までしか書いておらず、短編なのか中編なのかまだはっきりしていませんが、主人公だけでなくサブキャラ同士の恋愛もあってそれなりにサブキャラの設定ができていると思いますが、しっかりとは練られていない印象。
ただ、サブキャラが自分の考えと目的を持って主人公を助けるために動くという点では他の作品よりは進んでいるかもしれないです。

今後はサブキャラと、サブキャラを中心とした周辺の関係も書けるようになりたいですね。



◯この国をよりよくしていく

一部の小説やコミカライズで「この国をよりよくしていく」という表現があります。おもに、悪政をしいていた王を廃し、次に即位した人物によるセリフです。けっこういろんな作品に出てきます。

自分、ちょっとこういう表現あんまり好きじゃないです。なんでかっていうと、抽象的すぎます。

そもそも中世ヨーロッパでは封建社会、身分制が常識。その常識を壊して現代的な価値観を入れるのか、それとも壊さず奴隷を差別したままにするのか。
中世に現代の価値観を急に入れると混乱起きます。例えばフランス革命では民主化を危惧した諸外国が干渉戦争を仕掛けています。とあるアニメでも話がありましたが、奴隷制度をやめるやめないで南北戦争起きてます。時代錯誤かつ現代的な価値観を持ち込むのか、新しい王はそれと戦う覚悟を持っているのか、持っていないのか。

仮に現行の制度を維持するとして、政治って得する人がいれば損する人も必ずいるわけです。例えば富豪からお金をたくさん取って貧民に分け与えるというのは顰蹙を買います。当たり前です。
(奴隷以外)誰も損しないのって、例えば公共事業とかでしょうか。でも政治は全部がそればかりではないです。例えば財政は予算の取り合いで、一方が予算手に入れればもう一方は手に入らず不満を抱くという。
それを我慢してもらうのが話し合いというものですが、いくら説得するほうが優れていても、説得される方がそれで納得するかは説得側のスキルだけでは補えないこともあります。
多くの作品では(自分が偏っているかもしれませんが)、序盤で王と家臣、貴族のいがみ合いがよく出てきます。それ下手すると物語の最終話以降も同様の状態が新しくできてしまう可能性があるわけで、

国民のための政治っていう、その国民に奴隷は入るのか、貴族は入るのか、平民は入るのか、平民の富裕層は入るのか、誰が得するのか、損するのか、損した人が今後国を乱すとしてその対策はあるのか、中長期的な政策か短期的な政策か、それが示されないまま抽象的な宣言をするというのは、自分はあまりよく思わないです。

もっとも、このセリフは主人公サイドの魅力を上げるための記号的な役割も同時に持っておりまして、例えば多数の読者って政治の詳しいことなんて知らないし興味もないでしょう。恋愛メインの小説で政治の話ばかり延々とされたら誰だってしおれるわけです。
記号として使うのなら、読者のニーズに配慮する、物語をコンパクトにまとめるという意味でも、ある程度は仕方ないのだと思います。
また、現実の日本も経済的に不安定な状態が長く続いており、それに対する否定的な感情、ざっくり言えば遠回しな風刺も、こういうセリフに集約されているかもしれません。

現に自分も、このセリフに近いことは書いていたと思います。この人が王になってものすごく栄えたということを『訪問聖女』で書いていましたけども、その栄えるというのは全員なのか、少しくらい損した人はいないか、はっきりしていないところにずるさを感じます。
先月なろうで公開した「平凡なメイド~」の最終節でこのあたりをぐどぐど書いていたのは、こういう作者個人の思想が一番の原因だったりします。

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