今日、両親と弟と食事をしました。
明後日、両親が遠くに引っ越すので、その前に両親曰く「最後の家族の食事」
大袈裟……と思われそうですし、私も他人のことならそう思う。
でも、本当にそうなるだろう……と言うのは感じてます。
その理由は、ここで書き切るのも難しいです……家族の間の感覚なので。
そこでも父とはほとんど話をしなかった。
「ああ」「うん」くらい。
昭和のホームドラマでももっと話す。
私と父の間には色々ありました。
特に私が小学校から中学校になるまで。
父の期待に添えない私。
そこにつきます。
でも、キライじゃなかった。
私と父はよく似ている。
身内にも言われたし、私もそう思う。
音楽と小説が大好きな所。
創作が好きな所。
父は若い頃、ベーシストになりたかったらしい。
作曲もしていた。
だから私にピアノを習わせた。
バイオリンを始める時はボーナスをはたいて、貯金も下ろして買ってくれました。
百科事典も買ってくれた。
「お前は他の子供とは違う。俺みたいになるな」
当時よく言われました。
嫌でしたが……
そんな私は音楽も大好きだし、活字も大好きだ。
そして創作も。
私と父は仲が良くないはずなのによく似ている。
私が好きなカーペンターズやビートルズ、バッハやドビュッシー、エルトン・ジョンなどは父の影響。
そして、叔母によると父は好奇心旺盛で、ベースと作曲で一日中過ごしてたらしい。
「ほんと、若い頃のあの子は薫にそっくりだったんだよ……」と。
なのに……最後の日に一言二言しか話さないくらい。
カクコン受賞の時、父が「京野薫、おめでとう」とボソッと言った時も混乱して「絶対、読まないでよ!」と言ってしまった……
母もそうだ。
私の事をいつも考えてくれる母。
父の事で泣いてた時の避難場所だった。
わがままで両親の期待に背いてきた私。
そんな私を心配しながら見てくれてた。
大袈裟でなく、私が物心ついてから怒ったりイライラした姿を見たことない。
いつも笑顔で、包み込むような……
愚痴も聞いたことない。
大人になるとそれがどれだけとんでもないことか分かる。
趣味も無く、ただ家族の事を考えてた。
私は外見や雰囲気、喋り方は母に似ているらしい。
でも、中身は完全に父だと。
そんなものなのかな……
そんな二人に色々言いたかった。
ごめんね。
元気でね。
遊びに来てね。
何かあったら頼って。
遊びに行ってもいい?
色々あったけど、大好きだよ。
でも、言ったのは
「そうだね」「分かった」「食事代くらい出すよ」
これだけ……
でも、この場でなら言える自分もいます。
ありがとう。
あなた達のお陰で今、私は大好きな物に出会えました。
小説に夢中です。
こんな私に産んでくれてありがとう、と。
そう言いたいけど、きっと無理。
せめて、両親からの一番のプレゼント「小説が書ける私」は大切にしたい……
小説は私の声なので😊