塾から帰ってきたコケ。
早速、紹介するコケ。
こちらコケ!!!
『冥探偵 南部与七郎 新選組 夢幻地獄 明治の地下鉄 〜横浜線・ことはじめ〜
(新選組エリクサーシリーズ Shanghai samurai dad&son 番外篇 2)』
作者:小海倫
――まず言わせてほしいコケ。
これ、めちゃくちゃ”オシャレ”コケ。
いやもう何がオシャレって――全部コケ。
文章、描写、空気、感情の揺れ、明治の街並み。
読んでるだけで映像がスッと浮かぶコケ。
いやほんとにコケ。
脳内に勝手に映画館が開館するコケ。ポップコーン持ってこいコケ。(´・ω・)
多分この人――天才コケ。(断言)
で、ここからが本番コケ。
ここからが本当にすごいコケ。
この作品の推理パート――
普通の「解説タイム」じゃないコケ。
――舞台上のパフォーマンスコケ。
南部与七郎が、まるで観客を前にした役者みたいに、
場の空気ごと支配しながら話し始めるコケ。
毒の話が出る。
ヒ素じゃない?ナツメグ?しかも重ねがけ?
……いや待てコケ。
急にスパイス講座始まったコケ????
って一瞬なるのに――
誰もツッコまないコケ。
いやツッコめないコケ。
気づいたら全員、耳を奪われてるコケ。
これが異常に気持ちいいコケ。
論理はガチガチに組み上がってるのに、
語り口が軽いからスルスル入る。
そう――語ってる本人が、軽い男だからコケ。
テンポよく軽口叩きながら、
内容はどんどん核心に迫っていく。
この“軽さと重さの同時進行”、クセになるコケ。
で、「なるほどね〜」って油断した瞬間コケ。
ドン。
地下から何かが来るコケ。
そう――
地下鉄コケ。
……いや待てコケ??
頭の中で理解が追いつかないまま、
ロマンだけが全力で走り出すコケ。暴走特急コケ。
さらに畳みかけるコケ。
「それ、実は■■です」
……ちょっと待つコケ。
今の情報、処理落ちしてるコケ。
CPU足りてないコケ。
でもすごいのはここからコケ。
バラバラだったピースが、
一気に繋がるコケ。
毒も、土地も、地下鉄も……全部が一本の線になる。
ギリギリまで読者を振り回しておいて、
最後に「はい、答え」って手を引いてくるこの感じ。
――強いコケ。
普通に強いコケ。
そしてやっぱり南部与七郎。
軽い。とにかく軽い。
でもその軽さで、
重たい真実をスッと差し出してくる。
このギャップがたまらないコケ。
結論コケ。
優雅な頭脳戦かと思ったら、地下からロマンが突き上げてくる作品コケ。
意味不明??
でも読むと納得するコケ。
むしろ読まないとこの感覚、味わえないコケ。