この世界の魔法は為政者によって、以下のように説明されている。
光→雷(光と物質の中間の性質)→火水風土(これらは平等)→闇
光は最も神に近い。
この順で神性が薄れていく(グノーシス的)。
このヒエラルキーは支配者階級”聖魔光教”にとって都合がよかったので支持されている。
市民にとっても、理屈はともかく魔法が使えるので、あまり気にされなかった。
メルクとアレイスタの思想は、このヒエラルキーを破壊するため異端視されることになる。
アレイスタ(女)は対称でないことがとても気持ち悪いと思っている。
もし、雷に対応する「何か」(仮に反雷とする)があるのではと、考える。
アレイスタは波動的魔法の研究家。夢想家。ロマンティスト。
メルクは粒子的魔法の研究家。実験実証主義者。魔法工学者(鍛冶屋)。
オームは彼女たちの記録をとる観察者、分析者。
超対称性性魔法理論(SUSY)
第4階梯:旋魔性《キラリティ》
第3階梯:原理《プリンピギア》
第2階梯:構造《ストラクチャ》
第1階梯:表層《フレーバー》
右回りの世界 現実相
4321:魔法:登場人物の属性:対応する物質
○○○○:水:アレイスタ:H2O
○○○●:火:ギルドマスター:運動エネルギー
○○●○:土:メルク:酸化ケイ素、鉄などの鉱物
○○●●:風:ニーナ:O2,N2,CO2などの気体
○●○○:光:ダゲル :光子
○●○●:闇:未設定:暗子
○●●○:雷:オーム:電子、電流。魔力量は電圧
○●●●:(反雷):未発見:陽電子
左回りの世界 魔物の相
4321:魔法:代表的な魔物
●○○○:水:スライム、青龍
●○○●:火:朱雀、砂蜥蜴
●○●○:土:オーク、玄武
●○●●:風:ユニコーン、白虎
●●○○:光:黒龍
●●○●:闇:ミノタウロス
●●●○:雷:麒麟
●●●●:(反雷):未発見
右回りと左回りが混ざっていてアキラルな状態。
これが魔物が出る理由の1つ。
普通の水も左右が混ざっていて区別できない。
●:波動性の安定性が高い
○:粒子性の安定性が高い
ルール:魔法同士が高速でぶつかると反転する
NOT(魔法A)
NOT(魔法B)
反転した魔法がAND演算される。
◎この設定で反雷をつくるには、水同士をぶつけるしか方法がない。
?〇〇〇→?●●●●→?●●●(左右の反雷)
反雷から最も遠いアレイスタが、もっとも反雷に近いという詩的構造を構成。
高速でぶつかるには巨大魔磁力が必要。
オームは魔力量が異常に大きく、魔法抵抗値が大きいため魔法を使えないが、加速装置(サイクロトロンになれる)。
魔法の確定
魔法が発生した直後は波動的魔法。
この状態では物理相に影響できない。
時間経過(階梯が上がる)とともに粒子的魔法になる。
この進展スピードは階梯の安定性によって異なる。
オームのサイクロトロンは、波動的魔法に干渉する。
魔物の魔法は左回転、人間の魔法は右回転。
粒子的魔法には効果がほとんどない(風や炎は揺らすことができる)
アレイスタ
波動的水のコントロールに長けている。
体表を貫通して、体内水を動かせる理由。
アレイスタの魔法は、アレイスタの医学知識との組み合わせで最強クラス。
しかし、弱点も多い。
魔力量が少ない:高々4回でガス欠になる→超効率的な運用を行う動機
多数の敵:魔力量が少ないため。物理攻撃で対応するか、逃げる。基本的には近づかない。1対1の状況に持ちこむ。→気の強い性格は地の部分もあるが、はったりの面もある。
特定の敵:
メルク:旧知の仲でお互いの攻撃の長所短所を知っている。真正面に戦えばどちらも死ぬことが分かっているので、戦わない(喧嘩はする)。
ダゲル:幼少の自分を保護した恩義。物理的には殺害可能だが、精神的、政治的に殺せない。
オーム:サイクロトロンの能力で、波動性魔法が弾かれるため、体内水を操作できない。物理的には殺害可能。
メルク
土属性。攻撃は矢。
友人たちの血の鉄分から鋳造している。これが工学者(鍛冶師)として、矢に土属性を付与している。
本人は土魔法を使わない→メルクの趣味。ときめきを感じないから。
攻撃スタイル
周囲からは恐ろしく計算高い弓使いと思われている。
弓は狙っても当たらない(矢が気を遣ってあててくれている)。
クエストもときめきという独自基準で決めている。
不思議なことに、状況が彼女が有利になるように動き、失敗が意図的な戦略に変換される。
実態は本人、アレイスタが言うようにポンコツ→これを変えるためにメルクが行動している。
攻撃:連携する矢による質量、運動量、位置エネルギー攻撃。エネルギー原はメルクの魔力。弓は単なる飾り。
エルフという倫理観の異なるOSが彼女の最大の武器。
人なら躊躇する殺戮も平気で行えるし、後悔しない。
苦手
アレイスタ:短期決戦では勝てないことが分かっているので戦わない。魔法研究家であるアレイスタは利用価値が高いため、殺さない。
オーム:矢がそれるため直撃では殺害できない。質量攻撃による衝撃で破壊は可能。実験体として利用価値が高いが高いため、殺せない。
気分:ときめきを感じない敵は、メルクの気分が乗らない→矢の士気も下がる。
オーム
魔力量は魔王級。魔力抵抗値が非常に高く、出力が静電気。
アレイスタの制御系魔法陣を組み込んだ血鉄のナイフ(これはメルクがオームの血液から鋳造)で、魔力を流し込む戦闘スタイルを確立していく。
波動的魔法を弾くため、強敵相手でもそこそこ戦えるようになった。
苦手
弱気。魔法を弾くためには波動的魔法段階で接近する必要があるが、その勇気がまだ不足している。躊躇すると魔法が粒子的になり、ダメージを食らう。
体力:基礎体力、筋力不足。結局この世界で一番たよりになるのは筋肉。
光魔法
聖魔光教の統制にあるこの世界では、光魔法は慈愛、奇跡、治癒を象徴している。
実際はまぶしい、温かい程度。過度の使用で奇妙な病気(ヒフガン)を発生させるが、秘匿されている。聖魔光教の教祖は全員黒光りしている。
ダゲルは王族だが、皇位継承権が低いため、光魔法を使って放浪している(街で闇市場を作ったり、隣国に情報を売ったりとかなり腹黒い。
魔法
光魔法をつかった写真。攻撃力は一切ないが、彼は情報が攻撃力となることを熟知している。情報で攻撃し、情報で地位、生命を守っているため、誰も手出しできない。
苦手
アレイスタ:小さな時に保護し目をかけている。政治闘争の武器として利用しているが、どこまでが彼の本心なのかは分からない。
オーム:利用価値の高い駒
ニーナ:利用価値の高い駒
メルク:唯一理解できない相手。
闇魔法
聖魔光教では堕落の魔法と教えている。
実態は、光を吸収するだけで、物理的にはほとんど影響しない。
触れると、暗い、冷える程度(長時間で凍死するが、闇魔法の寿命が短い)。
闇魔法が恐れられているのは、出現が非常にレアなこと、聖魔光教によるプラセボ効果で、研究が進んでいないことが原因。
ミノタウロス戦で闇魔法がバリアしているのはそう見えたに過ぎない。
ミノタウロス戦では、オームのサイクロトロンで、右回りの水に変換された。
暗子:
我々の世界では光子の反粒子は光子なのでここは対応していない。
魔法SUSYでは暗子として存在することにする。
ここがファンタジーと現実の破れ。