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メルバラとドリアード 赤レンガで再開 ビンカの精霊とあいさつ

前章の最後で悪霊を浄化してくれたシンリーが、アメリカの山火事の後始末に戻るとき、木の精霊のドリアードに一緒に来るように言ったので、ドリアードはゾーンを抜けて一緒に飛んで行ってしまったままだった・・・・・・

なぎさについてみなとみらいに着たメルバラに歩道に咲いているビンカの精霊が声をかけた後のシーン・・・・
・・・・そうこう言っているとドリアードの声が聞こえた
「メルちゃーん、そっちに戻るよー、何処にいるのー?」
「あ、ドリアだ、今横浜の赤レンガの北だよー」
「楽しそうなところにいるねー、シンリー東京より30kmほど南へお願い」
「空中に出るから上手く降下してね!行くよ」
キューーーン ポンッ ドリアードはゾーンを通過して大国埠頭のあたりの上空に飛び出した。
「赤レンガは西ね・・・」 ひらひら・・・・ひらひらひら・・・・
「メルちゃーん」
「ドリア―こっちこっち」
「ただいまー」
ドリアードはメルバラの上から現れた。
「このピンクの美人はどちら様?」
「ビンカロゼアのクリスチンですよろしく」
クリスチンはピンクの髪をショートボブの内巻きにして、クリーム色のゆったりしたシフォンブラウスを着て、その上に赤と白の縦じまの太い肩紐ワンピースを着ていた。愛らしく優しい大きな目とかわいい口も薄ピンク色だった。
「パステルブルーの髪の右の彼女もビンカ族の精霊ね」
「みのりですビンカブルー、花弁もパステルブルーです」
みのりはパステルブルーのボブショートカットの髪にブルートパーズのような大きな優しい瞳、肩紐のオフショルダーの柔らかいワンピースを着ていた。二人ともペンダントとブレスレットをはめ、髪にはさまざまな色の日日草が装飾されていた。
「ドリアードです・・・初めてだったかしら?」
「よろしくどうぞ、会うのは二人とも初めて。でも木の精霊と草の精霊を知らない精霊はたぶんいないです」
「いいところに植えてもらってるね」
「ええ、楽しく過ごしてます」
「で、メルちゃんなぎさはどうしたの?」
「多分今赤レンガの野外ステージの下見だよ!それよりビンカの4人でバンドやってるんだって、今いないレッドがベースで、ホワイトはキーボードだって」
「私がドラム」「私がギターです」
「え、なに? 精霊が演奏するってこと?」
「そう・・・私もやりたい、もうすぐここにみんな揃うんだって」
「とにかくなぎさの所にいって後でもう一度来ましょう!」
「まってます」
「後で来てねメルちゃん」

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