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【エッセイ公開】ドラえもんと観測、あるいは『録魂室』の海流について

読者の皆様、いつも応援ありがとうございます。桃馬穂です。

明日3月1日の新作一挙公開を前に、少し毛色の違う「極私的な」エッセイを急遽アップいたしました。

■ エッセイタイトル『徒然なるままに記す極私的人生論の附録』https://kakuyomu.jp/works/822139846124385427

先日、息子の春馬くんたちと一緒に『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』を観てきました。

子供向けの作品と侮るなかれ。そこには大人の胸に深く突き刺さる「問い」と、私が執筆している『録魂室(蓮見シリーズ)』が抱えるテーマと同じ海流が流れていました。

「観測という行為が世界を決めてしまうこと」 「言葉になった瞬間に形を変えてしまう、物語の中心にあるもの」

そんな、私自身の創作の根底にある思考を、徒然なるままに綴っています。

明日公開する新作『微かなる光、そしてエーテルブルームの咲く季節』のヒロイン・リリィが、自らの痛みを「観測」し、「色」をつけようとした行為。その背景にある私の想いも、このエッセイのどこかに潜んでいるかもしれません。

新作を待つ合間に、あるいは今夜の静かな時間に、ふらりと立ち寄っていただければ幸いです。

引き続き、桃馬穂の物語の「観測」をよろしくお願いいたします!

4件のコメント

  • ドラえもんの映画は良いです! と言いながら最後が魔界大冒険(旧)でしたが。
    無能で何も出来ない憤りを吐露するのび太。弱いモノの味方になって立ち上がるジャイアン。臆病なのになけなしの勇気を振り絞るスネ夫。
    ただし彼らの友情も映画の終わりと共にリセットされますが。

    意外と映画・ドラえもんの中に出てくる科学は、当時の最先端だったりするんですよね。久しぶりに、また観返したくなりました。大山のぶ代の方……。
  • かもライン様

    コメントありがとうございます! 『魔界大冒険』も名作ですよね。あの独特の「日常が侵食されていく恐怖」は、大人になって思い返してもゾクっとします。

    「無能な自分への憤り」や「なけなしの勇気」……。仰る通り、映画版の彼らが放つ輝きは、弱さを知っているからこその美しさがありますよね。そして、それがリセットされてしまうからこそ、あの100分間が余計に「限定された真実」として尊く感じられるのかもしれません。

    大山のぶ代さんの声で再生される、あの頃の「科学と冒険」のワクワク感。ぜひまた観返してみてください。私もまた、新たな「観測」をしたくなってきました!
  • 映画ドラえもん、そういう感じなんですね。
    来週あたりに子どもと行く予定なんで楽しみです。

    さて、拙作へのレビュー、ありがとうございます。
    こちらは私の生まれ故郷に伝わるお話をベースにしております。
    常盤姫は父親の主君に求められ、それで懐妊しました。
    彼女自身が動いたわけでもないのに、このようなことになってしまい、それでも、みずからのあるじである正室と共に在り、生きて行こうとしています。
    しかしこれから、そんな彼女の、平穏な日々が――というあたりを匂わせる、切れ味のある、素敵なレビューだと思います。
    ありがとうございました。
  • 四谷軒様

    コメントありがとうございます! お子様との映画ドラえもん、ぜひ楽しんできてください。大人だからこそハッとさせられる「観測」がきっとあるはずです。

    そして、私の書いたレビューへの過分なお言葉をいただき恐縮です。 本作がご自身の故郷に伝わるお話をベースにされていると伺い、物語の持つあの独特な「逃れられない運命の重流」の正体が分かったような気がいたします。 自らの意志とは無関係に動き出した濁流の中で、それでも正室と共に在ろうとする常盤姫の凛とした姿……。その「嵐の前の平穏」のような危うい美しさに、知らず知らずのうちに惹き込まれておりました。

    これから彼女の平穏がどのように揺らいでいくのか、その「切れ味」をこれからも心して追わせていただきます。 素敵な背景を教えてくださり、本当にありがとうございました!
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